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結婚式が最も多く開催されるのは6月と11月、どっち?

2024.06.14

新たな結婚式のスタイル「フォトウェディング」が定着

「ハネムーン」や「結婚式」以外にも、結婚式に関連した予定キーワードについて変化が大きいものを詳しく見ていったところ、挙式や披露宴を実施する代わりに記念写真の撮影を行う「フォトウェディング」の予定数がコロナ禍を機に大きく増え、コロナが明けた今も一定の予定数を保っていることが分かった。

元々はコロナ禍でゲストを大勢呼びづらいことから流行しはじめたフォトウェディングだが、一般的な結婚式よりも費用がリーズナブルなことや、ゲストの招待や当日のおもてなしなどの様々な準備が必要ないといった手軽さが人気を博し、コロナ禍が明けた今も新しい結婚式のスタイルとして定着しているようだ。

また今回「ジューンブライド」と呼ばれるシーズンということで「結婚式」を6月のテーマに据えた調査も実施。実際は何月に結婚式が最も多く開催されるのかを2019年から2023年の月別の「結婚式」の予定数から分析した。

すると、最も「結婚式」の予定数が多かったのは6月ではなく11月という結果に。

さらに、TimeTreeアプリが対応している言語の中で「結婚式」の予定が一定以上登録されていた言語を対象に、何月に「結婚式」の予定が多いのかを言語別に分析。

その結果、欧州圏で使用される言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語)では6~9月に「結婚式」の予定が多くなり、アジア圏で使用される言語(韓国語、繁体中国語、簡体中国語)では10月・11月に予定が多くなる結果となり、地域によって結婚式を開催することが多い時期に違いがあることがわかった。

TimeTree未来総研所長 深川泰斗氏のコメント

一説によると「ジューンブライド」は、農作業の繁忙期である3月から5月の結婚式が禁じられ、繁忙期が明けた6月に開催する慣習があったヨーロッパで生まれた言葉と言われています。

6月は日本では梅雨のシーズンにあたるため天候が不安定なことから結婚式の開催を避けるケースもあるようですが、気温の面ではちょうど良い時期ですし、海外挙式を挙げるような場合にも適した時期と言えます。

今回の調査では、長いコロナ禍が明け、結婚式が以前のように気兼ねなく開催できるようになってきている兆候や、従来はあまり見られなかった「フォトウェディング」という新しい結婚式の形が定着してきている結果が出ました。

環境や様式などにとらわれずに結婚式が開催できるようになってきた昨今、結婚式を開催する時期についても、決まった形にとらわれすぎずに、それぞれが自由に考えて決めてもいいのかもしれません。

調査概要
2019年1月~2024年5月の期間の登録ユーザー(2019年1月:1200万、2024年5月:5500万)を対象にデータを分析。分析に使用したデータは、匿名性を保った状態で収集し、個別のデータを扱うことなく統計的に処理。

関連情報
https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute

構成/Ara

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