世界遺産の富士山を望む雄大な景色と、ワインやフルーツを育む豊かな自然、県庁所在地である甲府から東京まで約90分というアクセスの良さなどが魅力の山梨県。同県において、居住者からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とは、いったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<山梨県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2024<山梨県版>」として発表した。
本満足度調査は、2020年~2024年(一部の回答のみ2019年を追加)の期間、山梨県に居住する20歳以上の男女合計4,561名を対象に集計したものだ。
街の住みここちランキングは、5年連続で中巨摩郡昭和町が1位
街の住みここちランキングにおいて、1位は5年連続で中巨摩郡昭和町となった。中巨摩郡昭和町は、甲府昭和ICやイオンモールなど便利な生活環境が整っており、今なお人口が増え続けている町だ。町内には総合公園や総合体育館、また、保健センターや老人福祉センターなどの多目的機能を持つ総合施設があり、因子別評価では8因子中7因子で1位、唯一偏差値70台の高い評価で今年もトップに輝いた。
5位にランクインしたのは、昨年7位から順位を上げて甲州市。甲州市は、寒暖差が大きい気候を活かした果樹栽培が盛んで、ワイナリーも多数ある。JR中央線の特急停車駅の塩山駅があるため、都内へのアクセスが良いことでも知られている。
住みたい街ランキング、1位は3年連続で東京23区
住みたい街ランキングにおいて1位~4位は3年連続で、1位東京23区、2位甲府市、3位横浜市、4位中巨摩郡昭和町と、同じ自治体が並ぶ結果となっている。
5位は八王子市(2年連続)と同率タイで、「住みここち」で2位の甲斐市が新たにランクインしている。トップ5のうち3つの街は、山梨県外の自治体(東京23区・横浜市・八王子市)だ。
なお「住みたい街が特にない」が56.8%、「今住んでいる街に住み続けたい」が16.8%で、合計73.6%となり、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する人が多い結果となっている。
このほか、「街の住みここちランキング2024<山梨県版>自治体TOP10」および因子別順位は、以下の結果となっている。
構成/こじへい