世の中にあふれかえるスマホアプリの中から、本当に便利なものを探すのはとても大変。そこで、仕事やクリエイティブ、プライベートで使えるアプリを3つ紹介する。ぜひインストールして使ってみてほしい。
直感的な操作が便利!縦型動画作成アプリの決定版『CapCut』
スマホで撮影した動画を手軽に編集したい人にとって『CapCut』は心強い味方になってくれる。片手で編集が完結できるほど、直感的な操作で使えるのが何よりの魅力だ。プレビュー、編集用のタイムライン、編集項目が1画面上にすべて配置されており、編集したい画像や動画のクリップをタップして下部の編集項目を選ぶだけで編集ができる。
編集項目の多さも魅力だ。中でもユニークなのが様々なエフェクトを自動で追加できる「スタイル」機能だ。例えば「Zoom 3D Pro」を選ぶと静止画を3D動画のように動く動画として加工してくれる。多少の粗さはあるが、鑑賞に十分堪えるクオリティだ。
編集した動画は左上の上矢印キーをタップするだけでエンコードされ、シェア画面へと移行する。SNSのアカウントと連携していれば直接アップロードできる上、そのまま動画ファイルとして保存することも可能だ。SNS目的でも友人などに送る用途でも、様々な場面で活躍するアプリといえる。
高いカスタマイズ性は健在!超人気PC用音楽プレイヤーのスマホ版『foobar2000 mobile』
フリーソフトとは思えないほどの高いカスタマイズ性や対応メディア形式の多さ、動作の軽さで2002年のリリース以降長年にわたり愛されてきた『foobar2000』。スマホ版ではUIのカスタマイズはほぼできないものの、音質に関する設定項目は豊富だ。
音質をカスタマイズしたいときは設定画面の「DSP Manager」を選択しよう。中央にあるイコライザー(「Equalizer)や擬似的に高音質のサンプリングレートに変換する「Resampler」やリバーブ、エコーなどで自由に調節できる。
バックグラウンド再生やリピート・シャッフル再生といった欲しい機能は抑えつつ、MP3 / MP4 / AAC / FLAC / WAVなど幅広いフォーマットで再生できる。ハイレゾ再生にも対応しているのはありがたい。他にもUPnP接続によるリモートサーバー再生といったユニークな機能も兼ね備えている。
惜しい点として、日本語に対応していないことと全体的にUIのデザイン性がイマイチなことが挙げられる。音楽アプリは聴くためのものと割り切れる人や、見た目にはこだわらないけど音質にはある程度こだわりたいという人にはオススメだ。