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マイナス金利解除で利回り上昇!預金、債券、仕組預金、どれが一番お得なのか?

2024.06.09

マイナス金利が解除されたことにより、預金金利の引き上げが動きも出ている。これまで0%に近かった金利商品が、利回り上昇で魅力が高まっている。

定期預金と仕組預金

利上げにより、これまで年利0.00〇%程度だった定期預金の金利が、3年満期で0.15%、5年満期で0.2%まで上がった。100万円預けると、3年では3,585円(税引き後、3年合計)、5年では7,968円(税引き後、3年合計)の利息が受け取れるようになった。

定期預金の一番の魅力は、いつ引き出しても元本が割れないことだろう。例え、途中解約しても、普通預金の金利が適用されるだけだ。

そのため、今は使わないが、もしかして近いうちに使う可能性のあるお金を預けているのに適している。何かあればすぐに引き出すことができるからだ。

一方、定期預金に似ているが、注意したいのが仕組預金だ。名前は仕組預金とはなっておらず、金利がステップアップしたり、満期が銀行都合で延長したりするなど、預金に何らかの仕組みが組み込まれている。この仕組預金は、定期預金より金利は高くなるが、途中で解約できない。どうしても途中解約する場合は、その理由が認められれば解約できる可能性があるが、元本を大きく下回る可能性があるため、預ける際、その預け入れる期間に絶対に使わない資金にしておきたい。

債券

債券は、国や地方公共団体、民間会社が発行し、満期まで発行体が倒産しなければ満期に元本が返還される。保有期間中は、年2回利息が支払われる。発行体が倒産すると、元本が返ってこないため、発行体が安全かどうかの確認は必要だが、満期まで保有すれば基本的に元本が返ってくるため、比較的リスクの低い商品だ。ただし、途中で解約することはできるが、そのときの元本は保証されていない。

上図のように、債券を途中売却するときは、株式のように大きく値下がりすることはないが、100万円で購入したものが、98万円になったり、102万円になっていたりと価格変動し、途中売却の金利状況によって元本割れで売却せざるを得ないことがある。そのため、基本的には満期まで保有できる資金で行うのが最適だ。

債券は様々な発行体が発行しており、最も安全なのは個人向け国債だ。

個人向け国債は1万円から購入でき、途中で売却しても国が元本で買取りしてくれるため、元本割れのリスクがない。ただし、発行から1年間は途中売却できず、途中売却した場合は売却から直前に受け取った2回分の利息を差し引かれた後の元本が返ってくる。3、5年は固定金利、10年満期のみは変動金利となっているから今後金利が上がればその金利が反映された利息が受け取ることができる。近くの銀行や証券会社、ネット証券で購入することができる。次に安全な債券は地方自治体が発行する債券で、地元の県や市が発行する債券を購入することができる。

国や地方公共団体に比べると安全性は落ちるが、金利が高いのは民間会社が発行体となった債券だ。

5月に募集されるソフトバンクの債券は、2.65~3.25%の金利が付く。例えば、100万円購入した場合、金利が2.65%に決まったとすると、年間21,116円(税引き後)、7年間で147,815円(税引き後)の利息が受け取れることになる。

債券の購入単位は1万円、10万円、100万円と債券毎に異なり、募集している銀行や証券会社もその債券ごとに異なる。どうしても購入したい債券があるときは、その募集している金融機関で口座を開く必要がある。募集期間も1~2週間と短いため、そのときに余裕資金があるかどうか、すぐ決断できるかどうかも条件として必要だ。

債券は発行体が倒産しなければ、途中売却しない限り満期で元本が償還されるため、満期まで保有すればリスクは低い。そのため、投資する際は発行体が満期まで倒産しないかどうかで判断する必要がある。発行体の安全性の尺度として、格付けがある。格付けは、AAA、AA、A、BBB、BB…とあり、格付け会社によりプラスが付くなど多少の違いはあるが、AAAが最も信用度が高く、日本の国債はS&PでA、トヨタ自動車がS&PでA⁺、R&IでAAAとなっている。債券投資は基本的にBBB以上が投資に適しており、BB以下は投機的な投資となる。

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