CONTENTS
キャンプの照明に欠かせないのがランタン。明かりとしての実用的な用途のほかに、雰囲気を盛り上げるアイテムでもある。
雰囲気を優先するのであれば燃料式が一番だが、扱いやすさや手入れの簡単さを重視するならLEDがベスト。さらに価格もできるだけ安くというのであれば、ダイソーのランタンが候補に挙がる。そこで実際に購入して、使い勝手などを確かめた。
懐中電灯も兼ねて便利な「ツイストアップランタン」
330円と、ダイソーのランタンの中でも破格値の一品がこちら。別途、単3乾電池が3本要る。
購入時は、折りたたまれていて手のひらサイズ。片面にレンズがあって、その奥にライトがある。この状態で側面のスイッチを押すと、懐中電灯として使える。スイッチを押すごとに、強点灯、弱点灯、点滅と切り替わる仕様。
本体をひねるように回すと、ばねの力で展開してランタンへと早変わり。ライトは、懐中電灯モードのときに灯るライトと同一のもの。強点灯だと14時間もつ。ただ、遠くまで照らす力はほとんどない(下写真参照)。
非常にコンパクトなので、アウトドアだけでなく、防災グッズとしても役立ちそうだ。
■商品詳細
商品名:ツイストアップランタン
価格:330円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ナイロン、シリコーン樹脂、スチール、ポリスチレン
商品サイズ:伸ばした時の高さ12.8cm、縮めた時の高さ4.8cm、外径8.5cm
種類:グリーン、黒
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822710466
ソロキャンパーにおすすめできる「45COB伸縮ランタン[白色]」
高出力で広範囲に照射できるCOB LEDライトを組み込んだランタンで、価格は550円。
保管時は収縮させておき、使用時は手で本体上部を引っ張り上げる。スイッチはなく、引っ張り上げと同時に点灯する仕様。単3乾電池を4本使用する。
明るさは、88ルーメン。市販のLEDランタンのなかには1000ルーメンを超えるものも普通にあり、けっして明るさ抜群というスペックではない。
実際に暗夜の中で点灯してみると、ライト自体は眩しいくらいだが、周辺を照らす能力は限定的だ。もっとも、小さめのテント内での使用では、その点はさほど気にならないとは思う。
■商品詳細
商品名:45COB伸縮ランタン[白色]
価格:550円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン
商品サイズ:伸ばした時の高さ20.5cm、縮めた時の高さ14cm、外径10cm
種類:-
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822810197
ランタンらしい形状で最も明るい「36COBランタン 電球色」
こちらもCOB LEDライトのランタン。プラ製とはいえ、形状的には一番ランタンらしく、なかなかいい雰囲気を出している。
伸縮はせず、持ち手を換算しない高さは18cm。必要とする単3乾電池は、「45COB」より1本少ない3本だが、調光可能で最大で250ルーメン。落ち着いた光の電球色であり、(昼光色である)他のランタンほど明るくないかと思っていたが、実際に点灯すると一番明るかった。
■商品詳細
商品名:36COBランタン 電球色
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリスチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、スチール
商品サイズ:高さ18cm、外径10cm
種類:-
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822810135
冷風と照明のツーウェイ仕様の「扇風機付 伸縮ランタン」
ランタンに扇風機を取り付けるという、異次元の発想で生まれた商品。もっとも類似品はすでに多数あり、ダイソーのオリジナルというわけではない。
本体上部を引っ張り上げるとライトのスイッチがオンになるなど、基本設計は「45COB」と似ている。ただ小ぶりで、COB LEDではなくSMD LEDなど相違点もある。
ウリとなる扇風機だが、あいにく強設定でも風量はそれほどではない。また、ランタン点灯時はさらに弱くなるため、テントの中で熱帯夜を過ごすには心もとないというのが、正直な感想だ。
暑さはマイルドな夜間の、補助的な冷風源として考えておきたい。なお、単4電池を3本使用し、ランタンと扇風機の同時稼働で約3時間もつが、照明範囲は限定的だ。
■商品詳細
商品名:扇風機付 伸縮ランタン
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリスチレン
商品サイズ:伸ばした時の高さ16cm、縮めた時の高さ12cm、外径6.8cm
種類:スモーキーミント、アイボリー
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822810241
撮影・文/鈴木拓也