日本では、これまでポッドキャスト市場はいまひとつ拡大してこなかったが、ここにきて状況が変化。リスナーはもちろん、大手メディア、さらには企業もポッドキャストに可能性を見いだし始めている。今、何が起きているのか? 最新トピックを紹介する。
TOPICS 01|AWARD
第5回JAPAN PODCAST AWARDSの大賞に輝いたのは、
子育てのラジオ『Teacher Teacher』
去る3月15日、「第5回JAPAN PODCAST AWARDS」の受賞作が発表された。「報道・ドキュメンタリー」「コメディ・お笑い」「教養」「カルチャー」「メディアクリエイティブ」「リスナー投票」など、多彩な部門を用意。数ある中で今回、「大賞」に選ばれたのは、教養部門で選出されていた子育てのラジオ『Teacher Teacher』。パーソナリティ賞は、『肋骨パキ男の♯パキラジ』を配信する30代ゲイの肋骨パキ男さん。子育てと多様性、時代を象徴する番組が受賞した。
授賞式はリアルで開催され、その様子がYouTubeでも生配信された。普段は〝声だけ〟の配信者が一堂に介したので、視聴者も大いに盛り上がった。
はるかとひとし 子育てのラジオ『Teacher Teacher』
世界を旅する小学校の先生はるかとラジオ番組プロデューサーひとしが、リスナーが抱える子育ての悩み深く考える。
肋骨パキ男『肋骨パキ男の♯パキラジ』
30代ゲイの肋骨パキ男がウォークインクローゼットの中から配信。LGBTQ+コミュニティーの様々なトピックを深掘りする。
TOPICS 02|MEDIA
テレビ局&新聞社が取材の裏側、記者の思いを音声でも伝える!
部数減少に伴ない、Webで記事を配信してきた新聞社が、ポッドキャストを活用して音声でもニュースを届け始めている。おもしろいのは裏方である記者が出演して取材の裏側を語って深掘りする番組。音声なので記者の怒りや悲しみまで届けられるのだ。さらに、テレビ局も参入。こちらは地上波のスピンオフ企画やタレントを起用するなど、テレビ局ならではのコンテンツが目立つ。DIME読者なら、番組作りの裏側を聴きたい人が多いかも?
テレビ朝日「聴くテレ朝」
テレビ朝日がポッドキャストの制作・配信スタート。オリジナル番組に加え、地上波とのコラボやスピンオフ番組などのコンテンツを用意する。
テレビ朝日『さらさラジオ』
入社2年目アナウンサー鈴木新彩の好きなもの、気になることをゆるりと紹介。素顔を垣間見れる!?