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この身軽さが心地いい!手のひらサイズのミニ財布「PRESSo L」を使って感じたお札の3つ折り問題

2024.06.07

コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪

 以前使っていた財布がへたってきてしまったので新しい財布に変えようと思い、今回私が購入したのが「drip」から発売されているミニマルな財布『PRESSo L』である。この財布、本当に必要なものを収納するだけの容量は抑えつつ、それでいて気軽に持ち出せるコンパクトさが魅力の財布なわけだが、使用し始めて2か月程度が経過したので、使用実感も交えて紹介しようと思う。

『PRESSo L』とは

「drip」は現代人の所有欲をくすぐるような革製品を多く手掛けているブランドであり、私もこれまで5つほど製品を購入しているのでその幾つかはこちらでも紹介してきた。特に『キャッシュレス時代の理想の財布PRESSo』はこのブランドの顔と言える製品なわけだが、その製品のコンセプトは踏襲しつつ、容量を大きくするなど改良が加えられたのが今回紹介する『PRESSo L』である。

『PRESSo L』の特徴

1.手のひらサイズでとにかくコンパクトな本体

オリジナルの製品のコンセプトがとにかくミニマルでコンパクトな財布であったため、この『PRESSo L』も当然その特徴は引き継いでいる。公式サイズは横11cm×縦7.5cm×マチ1.8cm、重量は55gとなっており、持つと手のひらにスポっと収まってしまうくらいのサイズである。

当然、シャツの胸ポケットに入れることも可能であるし、スマホと一緒に持ち歩く時もとてもおさまりが良いサイズ感である。

本製品にはカラーラインナップが4色あり、そのうち今回紹介するアメリカーノという深い茶色とブラックのカラーでは素材に熟成レザーが使用されており、使用するにつれて色味は深く、光沢が現れてくるので自分だけの財布を育てる楽しみを味わうことができる。ちなみにその他のカラーとしてはナチュラルとグレーがあり、各々素材は牛ナメ革とアドリアチコが使用されている。

2.必要なものが最低限入るちょうど良い収納力

当たり前のことだが、財布のサイズは大きくなれば収納力は増すし、小さくなれば収納力は下がる。お互いにトレードオフの関係にあるからこそどのサイズにするか迷うわけだが、この『PRESSo L』は実に良いところを突いたサイズ感なのである。つまり、「最低限これだけは収納できるスペースが欲しい」というギリギリのラインを攻めているのだ。

『PRESSo L』ではオリジナルとは異なりL字ウォレットの形態をとっており、ジップを開閉して中身を取り出す仕組みになっている。

開け閉めが面倒だったり構造上マチが出てしまうといったデメリットもあるかもしれないが、個人的には不用意に開いてしまうことがない安心感と、しっかり閉じた姿が美しくて気に入っている。ちなみに本体外側にはポケットが1つ付いているので、頻繁に出し入れするものはここに入れておくとよい。

私の場合は通行証を兼ねた社員カードを入れている。

中の構造はというと、中央に小銭ポケットがあり、両側にカードポケットが2つずつ、計4つ備わっている。

中央の小銭ポケットには鍵などを入れることも可能だが、そうすると小銭入れを別に携帯しなくてはならなくなるので私の場合は素直に小銭入れとして使用している。ジップがサイドまでしっかり下りるおかげで小銭ポケットからのお金の出し入れもスムーズなものである。ちなみに紙幣はどこに収納するかというと、この小銭ポケットとカードポケットの間の空間に入れることになる。もちろん折り畳まないと収納することはできず、しかも2つ折りでは収まらず3つ折りにする必要がある点がこの製品の唯一の欠点だろうか。

会計でお札のお釣りを受け取った際などは収納するまでが少し手間ではある。なお、カードポケットは4つではあるものの、各々1枚程度であれば余分に入れられるので、私の場合は常に12枚程度のカードを持ち歩いている。

それでも財布本体はそこまでかさを増したように感じないのだからすごいものだ。

『PRESSo L』が向いているのはどんな人か

出来る事なら財布を携帯したくないがそうもいかないので仕方なく持ち歩いている、そんな人に『PRESSo L』は向いているかもしれない。キャッシュレス化が進んでいるはいえ、未だに現金の支払いしか受け付けていない飲食店も多く、現金で支払いをすれば小銭でお釣りを受け取ることもある。割り勘をする場合もまだ現金でのやり取りが主流である。そう考えると最低限の現金は持っておく必要があり、それらとカード類をコンパクトにまとめた『PRESSo L』は最適解ではないかと思うのだ。

『PRESSo L』を購入するには

『PRESSo L』の価格はグレーのみが税込み13,200円でその他は14,300円。「drip」の公式オンラインショップのほか、Amazon等からも購入できる。カラーによってはAmazonの方にしか在庫がないものもあるようなので、公式オンラインショップでお目当てのカラーが見つからない場合もあきらめずに探してみてもらいたい。

■関連情報
https://drip.base.shop/items/31065832

文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!

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