サンダルにはインソールに特殊な加工を施し、足の裏から健康を促進する健康サンダル、リカバリーサンダルというものがあり、普段使いしている人も多いのではないだろうか。
そこでTENTIALは、日本全国の20~60代343人を対象に「足の悩みとリカバリーサンダルに関する調査」を実施したので、結果をお伝えしよう。
6割以上が足の悩みを抱えているがその多くは「対策方法がわからない」
普段の生活の中で立っている時間は1~3時間が最も多く、3時間以上立っている人も37.3%と3分の1以上にのぼる。
1日の歩数としては4,000~6,000歩の人が25.3%で一番多い傾向となった。厚生労働省は1日の平均歩数として7,100歩を目標としており※1、目標値には届いていないことが明らかに。
※1:健康日本21(第三次)推進のための説明資料より抜粋
全体の65.4%の人が「普段から足の悩みを感じている」と回答。具体的には「1日の終わりに足が疲れている」「立ったり歩いたりした時に足が疲れやすい」「足の疲れがとれにくい」といった足の疲れに関する悩みを持つ方が全体の1/3以上いることが判明した。
しかしながら足の悩みを抱える人の4割以上が対策をしていないという結果も存在する。その理由としては「対策方法が分からない」が最も多い結果となっていた。
足の悩みを解消するための情報発信やツールを普及させることで、足の悩みを解決できる可能性を秘めている。
日常的にサンダルを使っている人は64.4%も存在した。屋外での使用が最も多く、30分以内の短い時間の使用が最も多い一方で、3時間以上使う人も24.3%であることから、ライフスタイルに合った多種多様な活用方法があることが垣間見える。
また、通年で使う人も40.2%おり、サンダルを主要な履物として生活している人もみられた。
サンダルの機能面に目を向けると、「足の悩みに影響する」と答えた人が67.3%もいる中、機能性を特徴とする「リカバリーサンダル」を知っている人は13.1%と低い結果に。
さらに、リカバリーサンダルを知っているが使ったことがない理由として「機能・効果がよくわからない」ことが最も高く(60.0%)、特徴である機能性が十分に伝わっていないことが購買決定に至らない理由であることがうかがえる。
リカバリーサンダルを選ぶ時に重視したい項目として、「歩きやすさ」(57.4%)や「疲れにくさ」(47.5%)が価格を上回る結果となり、機能性を求める人が多いようだ。
機能性を重視するリカバリーサンダルは足の悩みに対する対策方法がわからない人が多い現状において有用なツールとなりうる一方、そもそも知らない人が多く認知拡大が課題であるといえる。