カットやスタイリングにはまずまず満足した美容室。しかし、美容師さんとの会話が肌に合わず、その美容室に「もう行かない」と思ったことがある人は、いったいどれくらいいるのだろうか?
リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」はこのほど、1年以内に美容室を利用した男女2,000人に対し、「美容室での会話に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
美容師との会話で「楽しかった/役に立った」話題の1位は?
「あなたは美容室で会話をしたいですか?」と質問したところ、「会話をしたい」と回答した人が47.2%となった一方、「会話したくない」が52.9%で過半数を占めた。
「美容師さんとの会話が良かった/楽しかったから、同じ美容室に『また行こう』と思ったことはありますか?」と質問したところ、「ある」と回答した人が57.2%に達し、年代別でみると、20代が63.8%でもっとも多かった。
「美容師さんとの会話で楽しかった/役に立った話題について、あてはまるものをすべてお選びください」と質問したところ、男性では「趣味(漫画、旅行、スポーツなど)について」(34.4%)、女性では「髪の悩みについて」(51.5%)が最多となった。
「美容師さんとの会話が嫌だった/つまらなかったから、同じ美容室に『もう行かない』と思ったことはありますか?」と質問したところ、「ない」(56.0%)と回答した人のほうが多かったものの、「ある」と回答した人も44.1%いた。
「美容師さんと『あまり会話をしたくない』『会話をしたくない』と回答した人にお伺いします。美容師さんと会話をしたくない理由について、あてはまるものをすべてお選びください」と質問したところ、「話すのが苦手、気を遣うから」(43.5%)が最も多く、以下「話すのが面倒くさいから」(37.5%)、「自分のこと・プライベートなことを話したくないから」(27.9%)と続く。
「美容師さんとの会話で嫌だった/話したくなかった話題について、あてはまるものをすべてお選びください」と質問したところ、男性と女性で共通して「仕事や学校について」が最多だったものの、2番目に多かった回答が男性では「美容師さんのエピソードトーク・過去話について」、女性では「休日の過ごし方について」と違いが見受けられた。
<調査概要>
調査名:「美容室での会話に関する意識調査」
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年4月19日(金)~2024年4月23日(火)
調査対象:1年以内の美容室利用者、20~49歳の男女(男性500人、女性1,500人)
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合がある。
構成/こじへい