住みたくない街の特徴1位は「治安が悪い」
続いて「住みたくない街の特徴」を聞いたところ、ダントツは「治安が悪い(275人)」で全体の半数以上を占めた。2位「騒音がひどい(169人)」、3位「交通の便が悪い(113人)」も100票以上を集めている。
上位には「住みたい街の特徴」の反対にあたる項目が多くランクイン。まとめると「不便でうるさくて怖い街は嫌だ」という意見が多い。
また「都会すぎて、家賃が高すぎたりうるさかったりするところは嫌」「田舎すぎて商業施設がまったくないところは避けたい」など、「◯◯すぎるのは嫌」という声も目立つ。「便利さと静かさの中間をとりたい」「ほどほどがいい」と考える人も多いようだ。
1位 治安が悪い
・不審者等の情報が多い(30代 女性)
・治安が悪く、自転車泥棒やひったくりの頻発する街には住みたくありません(50代 男性)
・治安が悪く昼も安心して歩けないところには、住みたくないです(60代以上 女性)
「空き巣やひったくりが多い」「不審者情報が頻繁に出る」といった街を避けたい人は多いだろう。実際には事件に遭遇しなかったとしても、緊張して生活することになりそうだ。
とくに、一人暮らしの女性や子育て中のファミリー、高齢者などは、治安が悪いエリアは避けたいと思うのではないだろうか。
2位 騒音がひどい
・暴走族や工場の騒音があって、9時以降も騒がしいところ。日中は我慢します(40代 女性)
・大きな道路のそばは車の騒音が大きいので、住みたくないです(50代 男性)
「駅や大きな道路のそば」や「飲食店などが多い都会」は便利で活気がある一方、騒音に悩まされてストレスが溜まることも。
例えば「電車や車の走行音」「緊急車両のサイレン」「遅くまで開いているお店から聞こえる声」などが騒音になる。開発途中の街も、工事による騒音が気になるかもしれない。
3位 交通の便が悪い
・交通アクセスが悪いこと。例えば「バスがないと最寄り駅にアクセスできない」「車がないとどこにも行けない」など(40代 女性)
・自家用車がないと生活が成り立たないような街。とくに地方都市や過疎地は外出時に車頼みなので、本当に不便で住みたくない(50代 男性)
「車がないと不便な街はイヤ」という回答も目立っていた。車をもつと維持費がかかり、免許返納後は不便になってしまうからだろう。
交通が不便だと外出せず引きこもりがちになりそうという意見も。公共交通機関が使えないことで、仕事探しの選択肢が狭まる可能性もある。
4位 商業施設が少ない
・極端に田舎すぎると、買い物が不便で住むには大変かなと思います(30代 女性)
・とても田舎で、生活必需品を購入するのに30分以上かけてお店に行くような場所(40代 男性)
・周辺が住宅だけで、食べるものなどの買い物が不便(50代 男性)
田舎だとスーパーやドラッグストアが近くになく、日常の買い物に困ることもある。また「お店はあるものの、営業時間が短い」「会社からの帰りに立ち寄れない」などの悩みもあるだろう。エリアによってはネットスーパーが使えないこともあり、かなり不便。
アパレルショップや雑貨店が少なかったり品ぞろえが悪かったりすると、おしゃれやインテリアを楽しみたい人は不満を感じることも多そうだ。
5位 家賃・物価が高い
・家賃が高いところは避けます(20代 女性)
・部屋数や大きさのわりに家賃が高いところは嫌です(30代 女性)
家賃は建物の築年数やグレードのほか、エリアによっても相場がある。駅の近くや都心部は家賃が高いわりに部屋は狭くなりがちなので、避けたいと考える人も多いようだ。家賃が高すぎると、収支のバランスが悪くなってしまう。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査期間:2024年4月29日~30日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性314人/男性186人)
関連情報
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構成/Ara