日本の首都である東京。充実した交通網や商業施設、伝統ある神社仏閣や最新技術によって建てられたスカイツリーなど観光スポットも豊富。そんな東京都に住んでいる人が最も住心地のいいと感じている街はどこなのだろうか。
大東建託は、東京都居住の20歳以上の男女105,870名を対象に、居住満足度調査を実施、「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2024<東京都版>」として集計したので、結果をお伝えしよう。
※2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記している。
住みここちのいい駅トップは、2年連続で「松原」!住みたい駅トップは、6年連続で「吉祥寺」
住みここちのいい駅1位は、2年連続で世田谷区に位置する松原(東急世田谷線)となった。松原駅は交通の利便性、治安、生活の利便性、家賃相場、自然環境のバランスが良く、幅広い層に人気の駅となっている。
2位も2年連続で、中央区に位置する築地・新富町Aが獲得[(東京メトロ日比谷線)(築地・東銀座・築地市場・新富町の近隣4駅を統合)]。築地市場が移転した後も築地場外市場は引き続き賑わいがあり、銀座や日本橋にも徒歩圏で行ける交通利便性の良い街だ。
3位は、港区に位置する表参道(東京メトロ銀座線)となった。表参道の住宅街は閑静で落ち着いており、賑わいと交通アクセスの良さから高い人気がある。
トップ10内では、5位に文京区に位置する茗荷谷(東京メトロ丸ノ内線)(昨年17位)、7位に新宿御苑前(東京メトロ丸ノ内線)(昨年16位)、10位に麻布十番・赤羽橋の近隣2駅を統合した麻布十番A(昨年14位)が昨年から順位を上げてランクインしている。
住みたい駅トップは、6年連続で武蔵野市に位置する吉祥寺(JR中央線)となった。2位は、新宿・新宿三丁目・西武新宿・都庁前・新宿西口の近隣5駅を統合した新宿A。3位は、神奈川県横浜市に位置する横浜という結果に。
因子別街の住みここち(駅)ランキングは以下のような結果に。
「生活利便性」因子では、駅周辺にスーパーや量販店などが集積している赤羽と、赤羽から徒歩15分ほどの距離にある赤羽岩淵がトップ2で、いずれも北区に位置する駅だ。
「行政サービス」因子では、文京区に位置する駅(茗荷谷・東大前)がトップ2となり、いずれも偏差値80台の極めて高い評価を得ていた。
「静かさ治安」因子では、都内でも比較的自然の多い住宅地にある駅(田園調布・西ヶ原・茗荷谷)などの評価が高くなっている。
「賑わい」因子では、港区に位置する六本木一丁目・六本木・表参道がトップ3で、商業施設や飲食店が集積し、観光客も多い駅だ。