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外出を好まず家にばかりいるさまや、そのような性質の人を出不精という。インターネットが普及し、リモートワークやインターネットショッピングの利用が馴染んでいる昨今、「自分は出不精になったかもしれない」と悩む人は増えたのではないだろうか。
本記事では、出不精の意味や出不精あるあるを紹介する。出不精の原因と改善策にも触れているので、気になっている人は参考にしてほしい。
出不精とは?
まずは出不精の具体的な意味の理解を深めよう。「出無精」「ひきこもり」との違い、英語表現についても解説する。
■出不精の意味と読み方
出不精(でぶしょう)とは、外出を嫌ったり、面倒くさがったりすることや、そのような性質を持つ人のことを指す。精を出さない、物事を面倒くさがることを意味する「不精」と、外出を意味する「出」を組み合わせたものが出不精だ。
■「出不精」「出無精」「ひきこもり」の違い
出不精と出無精はどちらも「でぶしょう」と読み、まったく同じ意味を持つ。また、単に外出が億劫に感じている面倒くさがり屋なだけで、社会との関わり方や人間関係は問題ないケースが多い。
一方で、引きこもりの場合は、自発的に社会や学校と距離を置き、家族のみ、あるいは家族とも接触せずに、家にこもっている状況が続いていることを指す。
引きこもりは、家庭環境や精神的な状態、社会的な問題など、深刻な背景が絡んでいるのが出不精との違いといえるだろう。
■出不精の英語表現
出不精を言い表す英語表現としては、以下のような単語がある。
・Stay-at-home
・Homebody
・Couch Potato
単語から何となくイメージが湧いているかもしれないが、いずれも日本語でいう「出不精」と同様の意味で使える。
出不精あるある4選
出不精な人には、共通する特徴や行動パターンがあると考えられる。ここでは、出不精あるあるを4つほど紹介しよう。
1.家でできる趣味がある
出不精の人で、家で没頭できる趣味がある人は多いだろう。ゲームや漫画、映画鑑賞などの趣味があれば、趣味のために外出する必要がない。アウトドアな趣味を楽しむよりも、家でできる趣味を積極的に見つけて楽しむ人が多いのも出不精の特徴といえる。
2.出前や通販をよく利用する
出不精の人は、家の近くのコンビニにすら行きたがらない傾向にある。少しお金をかけてでも出前を利用したり、通販を利用したりして、できる限り外出せずに必要なものを買い揃えるのも、出不精あるあるの一つといえるだろう。
3.インターネット環境が充実している
スマートフォンにパソコン、高速通信で制限なく使える光回線、オンラインゲームを楽しむためのデスクやチェアなど、趣味のために環境が充実しているケースも珍しくない。
いかに家の中で快適に過ごすかを考え、そのためであれば多少の出費も惜しまないという価値観は、出不精の人に多いといえる。
4.ついドタキャンをしてしまう
出不精の人はとにかく外出するのが面倒なため、友達との予定をついドタキャンしてしまうことがある。
反対に、友達からドタキャンをされたとしても、出不精の人は外に出なくて済むことを喜ぶケースも多い。このため、出不精の人の中には、ドタキャンされることをそれほど気にしない人もいるだろう。
出不精を治すには?原因と改善策
「本当は運動したいけれど、出不精でついサボってしまう」「外出を楽しみたいけれど、出不精な気持ちが勝ってしまう」このように、心のどこかで出不精を改善したいと考える人は多いのではないだろうか。
ここでは、出不精の原因と改善策を簡単に解説する。出不精を直すヒントにしてみよう。
■出不精の原因
出不精の原因は以下のようなことが考えられる。
・疲れやストレスを感じやすい
・外部の刺激に敏感
・人の目を気にしすぎてしまう
・最寄り駅やお店が遠い
・インターネットが広く普及し退屈しなくなった
・デリバリーや通販が普及した
・運動(歩くことも含む)に苦手意識がある など
このように原因はさまざまだが、少し頑張って意識や行動を変えることで出不精を直すことは十分に可能だ。
■出不精を改善する方法
先に考えた原因をもとに、出不精の改善策を考えてみる。
・疲れやストレスの元を断つ
・お気に入りのコスメや洋服を取り入れる
・前日や当日に思い切って友達との予定を入れる
・買い溜めをやめる
・おしゃれなサングラスやキャップをファッションに取り入れる
・イヤホンでお気に入りの音楽を聴きながら歩く
例えば人の目を気にしすぎる人、外部の情報に敏感になってしまう人は、ファッションやメイク、音楽を活用して、自分に自信を持つ工夫や、外部の余計な情報を気にしないようにする工夫が有効だ。
また、外出する明確な目的や予定がある場合、とにかく準備をして外に出てしまえば、わざわざ家に引き返すこともないだろう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部