料理の美味しさを引き立てる隠し味としての調味料。ほんの少し手間を加えるだけでワンランクアップした料理を楽しむことができる。
味の素は、2023年11月に行った調査での、和風顆粒だし、コンソメ、鶏がらスープの素などの風味調味料が料理の影の主役として生活者に重要視されているという結果を受け、風味調味料が料理の味に対しどのような役割を果たしているのかをより明確にする目的で、味香り戦略研究所とともに2023年11月~12月、風味調味料の「ほんだし」、「味の素KKコンソメ」(以下「コンソメ」と表記)、「丸鶏がらスープ」とその他の調味料を比較した官能評価を行ったので以下、結果をお伝えしよう。
味の素が風味調味料「ほんだし」「味の素KKコンソメ」「丸鶏がらスープ」の官能評価を実施
まず「ほんだし」と市販の和風液体だしを使用した小松菜のお浸しを比較したところ、「ほんだし」で作ったお浸しの方が「素材の香り、味、うま味」が強い結果となった。「ほんだし」は香り・味・うま味をアップさせて素材を引き立てると言える。
続いて、適正量の2倍の「コンソメ」と塩でそれぞれピラフを作ったところ、「コンソメ」は「味のバランス・統一感」が適正量とほぼ変わらない結果となった。多めに入れてしまっても「コンソメ」は味付けに失敗しにくいと言える。
「ほんだし」と「丸鶏がらスープ」でも同じ実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
※適正量より多く使用することを推奨するものではない。
野菜炒めを「丸鶏がらスープ」と市販の和風液体だしで比較した結果、「丸鶏がらスープ」で作った方が、食感・素材の香りが強く、野菜炒めの悩みに多い水っぽさも低い評価となった。
汁物に使われるイメージが強い同商品ですが、炒め物にも溶け込みやすく、汎用性が高いことが証明され、「ほんだし」と「コンソメ」を使った実験でも、同様の結果に。
「ほんだし」有無で素うどんを比較した場合、つゆに「ほんだし」を入れた方が香りを嗅いだときと飲んだときで心が落ち着く、ホッとするという結果になり、「ほんだし」を使うとホッと落ち着く味わいになることが証明された。