旅行好きの人であれば宿泊施設の予約、アーティストやアイドルの推し活をしている人であればライブチケットの購入、車・バイクマニアの人であればパーツの購入…と言った具合に、趣味のためにネットショッピングを利用したことがある人は多いはず。
では、趣味のためのネットショッピングのうち、もっとも年間支出が多いモノとはいったい何か?
GeNiEはこのほど、20~60代の男女3,000名を対象に「趣味に関するネットショッピング利用実態調査」を実施し、その結果を発表した。
約30%が、趣味について「物足りない」と感じている
趣味のためにネットショッピングを「利用したことがある」と回答した人は約60%。
趣味のためにネットショッピングを利用したことがある人に、趣味の充実度について尋ねたところ、約30%が「全く足りない」「やや物足りない」と回答した。
約85%が「値段が高い」と感じカゴに入れなかった経験あり
スルガ銀行夢研究所の調査によると、趣味に対して物足りなさを感じている理由のうち最も多かった回答は「時間が足りない」、次に「お金が足りない」となっている。
(出典:スルガ銀行夢研究所「趣味に関する調査」)
そこで今回の調査では「お金が足りない」という回答に注目し、趣味の充実度について「全く足りない」「やや物足りない」と回答した人に、年間の支出が一番多いものを尋ねた。
結果は「旅行」が最多の18.5%、次いで「ファッション」が17.8%、「その他物品購入(カメラ・調理器具・絵画・フィギュア・ファングッズなど)」が13.0%となった。趣味に物足りなさを感じている人の多くはお金がかかる趣味であることがわかる。
また、約85%の人がインターネット上で購入ページを見たものの「値段が高いと感じカゴにいれなかった経験がある」と回答した。
値段が高いと感じた理由について、さらに詳しく尋ねると「予算が不足していたため、購入を見送った」が51.2%、「価格に見合う価値を感じなかったため、購入を見送った」が48.8%という結果となった。この結果から、消費者の予算不足という金銭的障壁を取り除くことは、ネットショップの購入率向上に直結することがわかる。