『League of Legends』『VALORANT』など人気ゲームを手掛けるライアットゲームズが2025年に新作格闘ゲーム『2XKO(ツーエックスケーオー)』をリリースする予定だ。League of Legendsの世界が舞台で、直感操作と2対2のタッグバトルが特徴となっている。
2024年4月に開催された格闘ゲームの祭典『EVO Japan 2024』で本作の試遊台が用意されていたので、DIME Gaming所属のRaitoが体験してきた!
体験会に参加したのは、Raitoと彼の友人でありプロマジシャンの祭さん。
直感操作でド派手なアクション
2XKOは2人のチャンピオン(キャラクター)でチームを組んで戦うタッグバトルとなっている。試合中は基本的に1人のチャンピオンを操作するのだが、試合の最中に入れ替えたり、背後からサポートアクションを繰り出したりして戦う。2人のプレイヤーでタッグを組めば最大4人でもプレイできる。
「格闘ゲームをやり込むコアゲーマーだけではなく、友達や家族みんなでワイワイ楽しめそうなのも魅力的ですね!」(Raito)
使用チャンピオン決定後、操作のバリエーションを増やす「ヒューズ」を選択できる。同じ構成のチームでも、選択するヒューズ次第で戦略は異なるものになりそうだ。
操作はL(弱)・M(中)・H(強)の3種類の攻撃に加え、必殺技に使用するS1・S2、アシスト用のT(チーム)の計6つのボタンで行なう。従来の格闘ゲームのようなコマンド操作は必要なく、方向キーを上下左右に倒しながら各ボタンを押すだけで各種技を繰り出せる。
「僕やRaitoさんが普段良くプレイする『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに近い操作感なので、動かしやすかったですね。格闘ゲームが苦手な方や初めてな方でもすぐに遊べそうです」(祭)
シンプルで直感的な基本操作である一方、やりこみ要素といえるのが、チームボタンで繰り出す「タッグメカニズム」だ。味方が補助攻撃を繰り出す「アシスト」と味方と操作を即座に入れ替える「ハンドシェイク タッグ」の2種類に分かれており、それぞれ使い道は幅広く、やりこみ度合いが求められる。格闘ゲーム上級者でも十二分にやり応えを感じられるはずだ。
「『ドラゴンボール ファイターズ』などに近いゲーム性なので、近いコンセプトのタイトルを遊んでいた方は馴染みやすいかもしれませんね。アシストや入れ替えを駆使できるようになったら戦略がぐっと広がってより楽しめそうです」(Raito)
プレイ中は終始笑顔だった2人。「最初は何もわからずボタンをガチャガチャしていたんですが、それでも派手な演出で楽しめました」(Raito)
敷居の低さとやり込みの奥深さが両立
2XKOは従来の格闘ゲームのような複雑なコマンドは必要なく、直感的な操作で強力な技を繰り出せるため、初心者でも手軽に爽快感を味わえる。一方でチームメイトを活用したアシストなどやりこみ要素も多く、初心者も上級者も楽しめそうなゲーム性だといえる。
グラフィックなどゲームの雰囲気は『ギルティギア』シリーズのような2Dのアニメ調で構成されており、美麗な映像と視認性が両立されている。技のエフェクトや攻撃がヒットしたときの手応えは爽快感バツグンだ。
「どのチャンピオンもかっこいいし、アクションが派手で動かすだけで楽しい!」(祭)
「カジュアルさと上級者が楽しめそうなやりこみ要素がバランスよくまとめられていて、誰でも楽しめそうなゲームだと思いました。発売したらやり込みたい!」(Raito)
今回の試遊台で遊べるチャンピオンは5人だったが、製品版ではさらに数多くのチャンピオンが扱えるようになる。来年リリース予定の本作は基本プレイが無料となっている。格闘ゲームをこよなく愛する方にも、League of LegendsやVALORANTは遊んだことがあるけど、格闘ゲームは未経験だという方にもぜひ遊んでみてほしい。
取材・文/桑元康平(すいのこ)
1990年、鹿児島県生まれ。プロゲーマー。鹿児島大学大学院で焼酎製造学を専攻。卒業後、大手焼酎メーカー勤務などを経て、2019年5月から2022年8月まで、eスポーツのイベント運営等を行うウェルプレイド・ライゼストに所属。現在はフリーエージェントの「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのプロ選手として活動中。代表作に『eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか』(小学館新書)。