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「年収の壁」がなくなった時、もっと働きたいと思う人はどれくらいいる?

2024.05.22

労働時間の調整をするにあたって意識している収入は「年収103万円」

労働時間を一定に抑える調整をしている人(95名)に、労働時間の調整をするにあたって意識している収入を聞いたところ、「年収103万円」(53.7%)が突出して高くなっていた。いわゆる“年収103万円の壁”を意識している人が多いようだ。

そのほか、「月額賃金88,000円(年収換算約106万円)」が20.0%、「年収130万円」が15.8%、「年収150万円」が1.1%となった。

配偶者が労働時間を一定に抑える調整をしている人(49名)に、配偶者が労働時間の調整をするにあたって意識している収入を聞いたところ、「年収103万円」(63.3%)が突出して高くなり、「年収130万円」(20.4%)、「年収150万円」(6.1%)と続く。

また、労働時間を一定に抑える調整をしている人(95名)に、社会保険や税、企業の配偶者手当など、様々な制度の収入要件がなければ、労働時間を延ばしたいか聞いたところ、「延ばしたい」は57.9%、「今と変えたくない」は42.1%という結果に。

配偶者が労働時間を一定に抑える調整をしている人(49名)に、社会保険や税、企業の配偶者手当など、様々な制度の収入要件がなければ、配偶者には労働時間を延ばしてもらいたいか聞いたところ、「延ばしてもらいたい」は65.3%、「今と変えてほしくない」は30.6%となった。

自身または配偶者が労働時間を一定に抑える調整をしている人に、労働時間に対する考えの理由を聞いたところ、自身の労働時間について延ばしたいと回答した人では「お金が必要だから」「家計の足しになるから」「働けるうちはできるだけ働きたいから」、今と変えたくないと回答した人では「これ以上時間が取れないから」「やりたいことが他にあるから」「体力的に難しいから」といった理由が挙げられている。

配偶者の労働時間について延ばしてもらいたいと回答した人では「家計が大変だから」「家計に余裕を持たせたいから」「世帯収入が増えるから」、今と変えてほしくないと回答した人では「無理せずゆっくりしてほしいから」「子どもがいるから」「今のままで十分だから」といった理由が挙げられていた。

調査概要
調査タイトル:年金に関する調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の15歳以上の男女
調査期間:2024年3月27日~3月29日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社

関連情報
https://www.jtuc-rengo.or.jp/

構成/Ara

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