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ダイソーのLED電球は本当に買いなのか確かめてみた【100均】

2024.06.08


白熱電球に変わるものとしてLED電球が登場して10年余り。省電力・長寿命という大きなメリットのおかげで、またたく間に普及した。

ただちょっと難を言えば、価格が高めなのが気になるところ。長く使えることを考えれば、実はコスパはよいのだが、初期投資は抑えられるなら抑えたいというのも人情。

そんななか、存在感を増しているのがダイソーのLED電球だ。価格は一番安いもので220円。大手家電ブランドより圧倒的に安いのは、とても魅力的。だが、クオリティ面ではどうだろうか? 実際にいくつかを購入して確認してみた。

長寿命・広配光と性能十分な「LED電球」(“白パッケージ”シリーズ)

ダイソーのLED電球は、商品名は単に「LED電球」となっている。それが何種類もあるので紛らわしいが、白が基調のパッケージのシリーズと黒が基調のものとに大別される。まず、“白パッケージ”シリーズから見ていこう。

どれを買うか選ぶ際にまず注目すべきは、W形相当と光の色(色温度)。

W形相当とは、白熱電球を基準とした明るさの目安であり、例えば40W形であれば「40Wの白熱電球と同程度の明るさ」を意味する。“白パッケ”には、 40W形と60W形があるが、60W形のほうが明るい。光量を表すルーメンで比較すると、前者は485ルーメン、後者は810ルーメンとなる。

どちらも330円なので、「明るい方が買い」かと言われれば、その分消費電力は増えるし、トイレのようにあえて暗めの照明でもいい空間もあるしで、そこはちょっと検討が必要。

光の色は、昼光色と電球色がある。昼光色はその名のとおり、晴れた日の昼の光のように爽やかな光。対して電球色は、日没時の夕日のようなオレンジ系の色合い。昼光色はリビングに、電球色は寝室に向いているとされるが、電球色には入眠を誘うメラトニンというホルモンの分泌が促されるのがその理由。

共通する特徴として、広配光であることが挙げられる。これは、従来の白熱電球よりも光の広がり(配光)が広いことを意味し、ダイソーの「LED電球」は180度ある。これより広い300度を照らす全方向タイプも存在するが、現時点ではダイソーでは取り扱っていない。ともかく基本的には、たいていの部屋では180度あれば十分。

また、光り続ける寿命は、いずれも4万時間。1日8時間使ったとして、5000日(13年半)ももつ計算となり、コスパ的には圧倒的だ。

暗闇で60W形・電球色で点灯したところ

ちなみに、本商品(および他のLED電球)にはいくつか注意事項がある。調光機能のある器具、リモコンで動作する器具には使用不可で、水滴などがかかる場所での使用もNG。テレビやエアコンなど、赤外線リモコンを使用する機器の近くで点灯すると、リモコンが誤動作する恐れがある。ラジオやテレビなどに雑音が入ることがある(その場合は、ランプから1m以上離す)。購入時は、これらの点についても留意しておこう。

■商品詳細

商品名:LED電球
価格:330円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ポリアミド、ニッケルメッキ
商品サイズ:外径5.5cm×長さ9.6cm
種類:40W形、60W形、昼光色、電球色
商品ページ(60W形):https://jp.daisonet.com/products/4550480285368

最安値ながら性能面で遜色ない「LED電球」(“黒パッケージ”シリーズ)

こちらのシリーズ商品は、性能的には実は“白パッケージ”とほぼ同じ。明確に異なるのは、定格寿命が 2万時間と半分になっている点。その代わりというべきか、40W形は110円、60W形は220円と極限的に安い。

もう1つ特筆すべきは、ラインナップに100W形相当があること。消費電力は40W形の3倍近くになるが、1520ルーメンと際立って明るい。しかも330円である。使う照明器具にもよるので断定的には言えないが、電球色ならこれ1本で4畳間は普通に照らせる。とにかく明るい照明が欲しければ、これは買いだ。

暗闇で100W形・電球色で点灯したところ

■商品詳細

商品名:LED電球
価格:110円(40W形)、220円(60W形)、330円(100W形)
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ポリアミド、ニッケルメッキ
商品サイズ:外径6cm×長さ105cm(100W形は長さ11.7cm)
種類:40W形、60W形、100W形、昼白色、電球色
商品ページ(100W形、電球色):https://jp.daisonet.com/products/4549131978971

スポット照明に最適な「LED電球レフ形」

平べったいレフ形の電球は、本体内部に反射鏡が付いており、光を収束させて照らすという特徴がある。そのため、照射範囲(ビーム角)は狭いため、ダウンライトやスポット照明として活用されている。

ダイソーでは、この種の商品は「LED電球レフ形」という名で販売されており、明るさは40W形のみで、昼光色と電球色がある。ビーム角は60度で、200ルーメン。消費電力は3.5Wで、定格寿命は4万時間の高性能だ。

暗闇で40W形・電球色で点灯したところ

■商品詳細

商品名:LED電球レフ形
価格:110円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ニッケルメッキ
商品サイズ:外径6.3cm×長さ8.6cm
種類:昼光色、電球色
商品ページ:-

口金E17サイズにおすすめな「LEDミニ電球 砲弾型」

一方、こちらは一回り小さい電球で、口金(ソケット)のサイズがE17(17mm径)の器具に対応する。

サイズは小さいが、40W形相当あるいは60W形相当の広配光タイプであり、上で紹介した口金E26のものと比べてルーメンはちょっと落ちるくらい。(それぞれ440ルーメン、760ルーメン)。定格寿命は4万時間あるし、ブラケットライトやダウンライトに最適の一品となろう。

暗闇で40W形で点灯したところ

■商品詳細

商品名:LEDミニ電球 砲弾型
価格:330円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ポリアミド、ニッケルメッキ
商品サイズ:外径3.75cm×長さ7.7cm
種類:40W形、60W形、昼光色、電球色
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480285399

競合品の4分の1以下の価格がうれしい「LEDナツメ球」

主に低光量の常夜灯として使用されるナツメ球も、ダイソーで販売されている。種類は、ガラス部分が透明(クリア)とホワイトがあり、それぞれ昼白色、電球色がある。

クリア・電球色の「LEDナツメ球」

家電店でよく見かける、朝日電器のELPAブランドのナツメ球と比較してみると、価格は110円 vs 470円。消費電力では0.5W vs 0.2Wで、どちらも寿命は3万時間。消費電力でみれば、ELPAが安く済む計算になる。これについては、初期投資をできるだけ抑えたいかどうかの考え方の問題となる。ちなみに、0.5Wの電気代は1時間約0.1円、寿命いっぱい使った場合、約3千円となる。

■商品詳細

商品名:LEDナツメ球
価格:110円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、銅
商品サイズ:外径2.3cm×長さ4.8cm
種類:クリア(透明)、ホワイト、昼白色、電球色
商品ページ(クリア):https://jp.daisonet.com/products/4549131903973

玄関先など短時間の照明を求めるなら「LED電球 人感・明暗センサー付き」

暗夜に人が近づくとセンサーが反応して点灯する電球で、40W形と60W形の2種類ある(色は昼白色のみ)。専用の照明器具を必要としないが、半透明カバーで密閉するとか、電球が上を向きくタイプの器具だと、センサーが反応せず不適となるので要確認。

明るさ(ルーメン)は、“白パッケージ”のLED電球と同じだが、照明範囲はやや狭く、逆に消費電力は 8Wとやや高い。また、センサーを稼働しておくための待機電力として常時0.2W要する。電気代が気になるかもしれないが、人の動きを感知しての点灯時間は120秒なので、月々の電気代を懸念する要因とはならないだろう。なお、設計寿命は2万時間である。

■商品詳細

商品名:LED電球 人感・明暗センサー付き
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ポリアミド、ニッケルメッキ
商品サイズ:外径6.3cm×長さ10.6cm
種類:40W形、60W形
商品ページ(60W形):https://jp.daisonet.com/products/4550480110387

撮影・文/鈴木拓也

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