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映画ファンに聞いた好きな日本の映画監督TOP3、3位是枝裕和、2位黒澤明、1位は?

2024.05.25

数多くいる著名な日本人映画監督の中で、映画好きからもっとも支持を集める監督はいったい誰か?

KIQ REPORTはこのほど、全国15歳~69歳の男女779名の映画ファン(半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人)を対象に「好きな日本の映画監督」を尋ねるアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

好きな日本の映画監督、1位は「宮崎駿監督」

1位になったのは、宮崎駿監督だった。ほぼすべての性・年代区分で1位を獲得し、幅広い世代から非常に高い支持を得ていた。昨年、10年ぶりに自ら脚本・監督を手がけた『君たちはどう生きるか』が公開され、アカデミー賞 長編アニメーション賞を受賞したことは記憶に新しい。

年齢別で唯一60代でトップにランクインしたのは、全体2位の黒澤明監督だ。黒澤監督は、海外の映画祭でも数々の賞を受賞するなど、戦後、世界の映画人に大きな影響を与えた日本人監督の1人。代表作は、『羅生門』(1950)、『生きる』(1952)、『七人の侍』(1954)、『影武者』(1980)など。40代以上の支持が厚く、映画ファン層では、ヘビーファン(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)から多くの票を獲得していた。なお、故人でランクインしたのは黒澤監督と8位の小津安二郎監督の2名となった。

今回は、宮崎監督と同じく、アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した6位の山崎貴監督をはじめ、過去に三大国際映画祭でのノミネート・受賞歴を持つなど、海外で高い評価を得ている監督が多数ランクインする結果となった。

他方、8位の三谷幸喜監督はランクインした現役監督の中で唯一、直近2年間で公開された作品がないものの、今年は新作『スオミの話をしよう』が9月13日に公開されるため、さらなる注目が集まりそうだ。

また、4位の新海誠監督は圧倒的に10代から支持を集め、7位の山田洋次監督は半数以上の票を60代から獲得。さらに、5位の北野武監督と6位の山崎貴監督は、男性から多くの票を獲得と、監督によって性別や年齢別での支持層に偏りが見られる傾向にあった。

<調査概要>
調査時期:2024年3月11日(月)~18日(月)
調査手法 :インターネット調査 ※自由回答(FastAsk利用)
調査対象:計779人(15~69歳の男女)
調査定義:ヘビー層:月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/ライト層:半年に1~3本程度劇場で映画鑑賞する人)

出典:KITT株式会社

構成/こじへい

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