ソニーから、85mmから170mm(※)の広い焦点距離をカバーする望遠光学ズームレンズを搭載したフラッグシップスマートフォン『Xperia 1 VI』が発売された。
※ すべて35mm判換算。以下同。
左から/ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット
複数のカラーやメモリ容量から選べるSIMフリーモデルも展開
ラインアップは通信事業者モデルがブラック、プラチナシルバーの2色展開で、メモリ容量がRAM12GB/ROM256GB。
SIMフリーモデルはブラック、カーキグリーン、プラチナシルバー、スカーレットの4色で展開。メモリ容量はRAM12GB/ROM512GB、RAM12GB/ROM256GB。ブラック、カーキグリーンのみRAM16GB/ROM256GBも加わる。
発売日はプラチナシルバー、スカーレットが6月21日、ブラック、カーキグリーンは8月23日。
価格はオープン価格。予想実勢価格は、RAM16GB/ROM512GBが約21万9000円、RAM12GB/ROM512GBは約20万5000円、RAM12GB/ROM256GBは約19万円。
※端末の仕様、発売時期、本体価格、展開カラー等については、取り扱い事業者によって異なります。
遠くも近くも、被写体を“光学”で思いのままに描写
テレマクロ撮影の作例
本モデルのレンズは光学ズームのため、画質の劣化を気にすることなく、遠くの被写体でも大きく拡大して高精細に写し出すことができる。
また、ズームレンズ構造を活用して接写するテレマクロ撮影では、花芯の状態など、肉眼を超える繊細さで鮮明な描写と大きなぼけ感のある撮影が可能だ。
望遠光学ズームレンズでのポートレート作例(『Xperia 1 VI』で撮影)
<デジタル一眼カメラα(Alpha)シリーズで培った姿勢推定技術を新搭載>
背面カメラは、AIを活用して人間の骨格を認識。遮るものが多く被写体を認識しづらい場面でも、高精度なAF追従が可能だ。
<イメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載した24mmの広角レンズ>
日中や夜間、屋内外など、さまざまな撮影シーンにおいて、ノイズを抑えた鮮明な撮影が可能。48mmの光学2倍相当の撮影ができ、動画でも静止画でも、人肌の色や質感、情景などをリアルに再現する。
■ユーザーが求める表現をシンプルかつ直感的に操作できる新カメラアプリ
カメラアプリは、クリエイターの使用頻度が高いPSMモードでのこだわり撮影や色のプリセット「クリエイティブルック」などの画作りの機能は維持しつつ、クイック設定で切り替えのステップ数を減らすなど、誰もが簡単に使えるインターフェースに刷新された。
タッチトラッキング中に明るさや色味の自動調整が可能なうえ、詳細な設定とともに動画撮影ができる新機能のプロ動画モードの搭載(※)など、写真も動画も直感的に撮影できる。
※ 次回のOSバージョンアップデートにて対応予定。
■高画質ディスプレイと進化したスピーカーが実現する高い臨場感
屋外でも見やすいディスプレイ
画質に定評のあるソニーのテレビ、ブラビアの高画質を、輝度が前機種比で約1.5倍になったXperiaのディスプレイで再現。「Powered by BRAVIA」は、10億色相当の色データをもとに、Xperia独自のAI技術により画質精度の向上を実現している。
また、直射日光下での視認性を上げる「サンライトビジョン」機能により、さらに見やすく高精細な映像が楽しめる。
<進化したフルステージステレオスピーカー>
スピーカーユニットの性能が向上。大音量時の歪みを低減し、低音域の性能が改善されることで音圧レベルが増し、迫力と臨場感が増大した。
<高音質で途切れにくいヘッドホン接続>
3.5mmのオーディオジャックによる有線接続に加えて、ワイヤレスでもハイレゾの高音質で聴くことができる(※5)。
また、一部のヘッドホン(※6)との組み合わせではワイヤレスのAAC(Advanced Audio Coding)接続でも最大ビットレートが向上し、より良い音質を実現。街中などの混雑した場所では接続性を優先することで、快適に音楽を楽しめる。
※5 ハイレゾ対応(有線接続時)または、コーデック技術LDAC™対応(ワイヤレス接続時)のヘッドホン使用時に限る。
※6 対応機種(発表日時点)はLDAC非対応ヘッドホンのうち、『WF-C700N』、『WF-L900』など。なお、その他のLDAC非対応機種や、LDAC対応機種も順次追加予定。
■長時間のゲームプレイや動画再生を十分に楽しめるハイパフォーマンス
<「ゲームエンハンサー」の新機能「FPS Optimizer」>
FPS Optimizerは、プレイ環境に応じてCPUやフレームレートを最適化。タッチ入力も改善され、トラッキングスピードを3種類の速度から選べるようになったほか、タップの精度は2段階に設定可能だ。
これにより、素早い反応が求められるゲームプレイやその実況配信などにおいて、これまでにない高度なゲーム体験を実現する。
また、Qualcomm社のSnapdragon 8 Gen3 Mobile PlatformのElite Gamingが高速で快適なゲームプレイや動画視聴を支える。
<2日分のアクティブなスマートフォン使用(※7)を可能にする支える大容量バッテリーと最新の無線通信規格対応>
放熱部品であるベイパーチャンバーや低消費電力の新ディスプレイの採用に加え、独自の電力効率化技術により、従来機種比(※8)で約2倍相当となる36時間以上の連続動画再生(※9)が可能だ。
また30分で1日分(約50 %)の急速充電ができる(※10)だけでなく、バッテリーの劣化を防ぐソニー独自の「いたわり充電技術」も進化。最大容量を80%維持(※11)する期間が従来の3年から4年に延び、バッテリー性能を気にすることなく、長期間使用を実現している。
さらに、新しい無線規格 Wi-Fi 7にも対応(※12)することで、高速な通信により快適に使用できる。
※7 Xperiaユーザーのバッテリー使用プロファイル標準値から、インターネット閲覧・動画閲覧・ゲーム・その他の機能を1日あたり360分利用(1080分の待機時間)することを想定したテストで、48時間利用してもバッテリーが残ることを意味する。実際のバッテリー残量は利用状況や使用環境によって異なる。
※8 Xperia 1 Vとの比較。
※9 Wi-Fi及びLTE接続を利用し、音声はBluetooth®スピーカーで出力し、その他の設定は出荷時のデフォルト設定とした上で、内部メモリに事前にダウンロードした動画を一般的な動画再生アプリ上で再生した試験での測定値。実際の再生可能時間は、利用の環境及び条件によって異なる。
※10 30W急速充電対応ACアダプター(XQZ-UC1)で充電する場合。
※11 同タイプバッテリーで充放電を繰り返すシミュレーションに基づく(USB充電の場合)。バッテリーの寿命は利用状況に応じて変化する。
※12 2024年秋以降のファームウェアアップデートにて対応予定。
◎SIMフリーモデルについて
ソニーのインターネット直販サイト「ソニーストア」ならびにソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」、また一部の家電量販店、ECサイトでRAM12GB/ROM256GBモデルとRAM12GB/ROM512GBモデルは6月21日、RAM16GB/ROM512GBモデルは8月23日に発売予定。予約販売の受付は5月22日 午前10時より開始される。
『Xperia 1 VI』の主な仕様
ディスプレイ/約6.5インチ 有機ELFull HD+リフレッシュレート1~120Hz可変 HDR対応
バッテリー容量/5000mAh
バッテリー性能/いたわり充電、ワイヤレス充電
RAM:ROM/12GB/256GB、12GB/512GB※、16GB/512GB※
※SIMフリーモデル
CPU/Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform
メインカメラ/
・16mm(超広角)
有効画素数約1200万画素/F値2.2
・24mm(広角)
有効画素数約4800万画素
(記録画素数約1200万画素)※/F値1.9
*48MP高画素撮影モード時は記録画素数約4800万画素
・48mm(広角)※
有効画素数約1200万画素
(記録画素数約1200万画素)/F値1.9
※光学2倍相当
・85-170mm(望遠)
有効画素数約1200万画素/F値2.3-3.5
ZEISS T*コーティング
センサー(広角)/1/1.35型センサー 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー Exmor T for mobile
フロントカメラ/有効画素数約1200万画素 F値2.0
オーディオジャック/3.5mmオーディオジャック
Wi-Fi/IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax※
※2024年秋以降のファームウェアアップデートにてIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 7)に対応予定
Bluetooth/ver.5.4 LE Audio
外部デバイス/USB Type-C
防水、防塵/IPX5/IPX8、IP6X
サイズ/約74×162×約8.2mm
重量/約192g
関連情報
https://www.sony.jp/xperia/xperia/xperia1m6/
構成/清水眞希