ムーンバットは、2022年より展開している超軽量傘「マジカルテック」シリーズの3・4月の昨対比売上が、プラス約250%を達成したことを発表した。
2024年2月1日より発売開始した、世界最軽量級の晴雨兼用傘「マジカルテック プロテクション」は、質量を感じさせない軽さと機能を備え、「マジで軽い傘」として今年度のシリーズ売上を大きく牽引した。以下、その詳細を見ていく。
2024年3~4月の昨対比売上は約250%、その売上伸長の背景
近年、折りたたみ傘市場では、軽量、遮光、遮熱効果など様々なスペックを持ち合わせた多機能な傘が人気を集めている。また、記録的な猛暑により男性の日傘需要も大幅に拡大しているという。
2022年より発売している超軽量傘のマジカルテックシリーズは、「1万本売れたらヒット」と言われている傘業界で10万本以上を売り上げるなど大ヒットを記録。
2024年は、さらに遮光、遮熱効果を加えた新商品「マジカルテック プロテクション」を2月1日より発売を開始しており、昨年の反響も考慮して全国小売店での展開も前倒しされた。
その結果、日傘需要が低いとされる2月の単月売上は昨対比6倍、さらに3・4月の売上もおおよそ2.5倍となり、大幅な伸長を見せている。
本格的な梅雨時期の到来と気温上昇が見込まれる6月以降は、例年傘市場として1年で最も需要が高まる時期とされ、今後さらなる売上の伸長が予想される。
マジカルテックシリーズ売上推移比較(5月以降は計画値)
FY:fiscal yearまたはfinancial yearの略。会計年度
■「マジカルテック プロテクション」の製品概要
マジカルテック プロテクションは、傘業界として「100gを下回ると超軽量」と言われている中、遮光率99.99%以上の遮光生地を使用しているにもかかわらず、その値を大きく下回る約85gを実現している。
そのために同社では、マジカルテックで使用している当社独自の特殊カーボン骨(実用新案登録済)と相性のいいハイスペック軽量遮光生地を開発。遮光と軽量の両立で、「マジで軽い傘」として他社商品との差別化を図っている。
機能を損なわず、形状や強度を保ちながらの軽量化は困難を極めたが、1gでも軽量化するために何度も検証を重ねて、開発に3年を要したという。
世界最小級折りたたみ傘 「ミラクルテック」 も好調
2024年2月1日に同時発売の「ミラクルテック」は、一般的なスマホより小さい異例の「約11.7cm」というサイズを実現。インバウンド需要が高まる中、コンパクトでスーツケースに入れてたくさん持ち帰ることができるため、海外の観光客からもお土産として人気を博しているという。
「マジカルテック プロテクション」の “世界最軽量級”と並び、“世界最小級”のコンパクトな商品として、同社では、どんな天気の日でも困らないように365日いつでもかばんに傘を入れて持ち歩く新習慣「バッグに置き傘」を提案している。
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構成/清水眞希