夫婦円満の秘訣は?……そんな問いの回答としてよく挙がるのが、「価値観が一致していること」だ。「好きなもの」が同一であれば体験を共有しやすかったり、同じものを楽しめたりするが、一方で「嫌いなもの」が似ていると、嫌悪感を覚えた事柄・出来事について、互いに遠慮なく愚痴や文句を吐き出せたりする。
では、実際に結婚生活を送っている人は、好きと嫌い、どちらの価値観が合うほうが大事だと考えているのだろうか?
インタースペースが運営するママ向け情報サイト「ママスタ」はこのほど、子どもがいるor妊娠中の500名を対象に「結婚生活での価値観」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
夫婦の価値観「嫌いなものが合うほうが大切」と考える人が5割強に
「好きと嫌い、どちらの価値観が合うほうが結婚生活で大切だと思いますか?」と質問したところ、「嫌いなものが合う」が54.6%と過半数を占めた。好みの一致よりも、嫌いなものの一致を重要視する人が多いようだ。
「嫌いなものが合う」と回答した人からは「嫌いなものが異なるとストレスが溜まる」という声や、「好きなものは違っても受け入れられるが、嫌いなものは譲れない」といった意見が寄せられた。
一方で36.0%が「好きなものが合うほうがいい」と回答。「好みが同じだと一緒に楽しめることが多い」というコメントがあり、共通の趣味や関心事を楽しむ夫婦もいるようだ。
他方、「その他」を選んだ人は9.4%と1割近くいた。なかでも多かったのが「金銭感覚の一致」。お金に関することは夫婦の意見が合わないと論争が起きやすいことを示唆している。また「夫婦で好きなものも嫌いなものも違っているが、お互いを尊重している」とコメントする人も少なくなかった。
<調査概要>
実施期間:2024年4月6日〜~2024年4月7日(2日間)
回答人数:500人
属性:子どもがいる方、妊娠中の方
調査方法:インターネット
構成/こじへい