ジープ(Stellantisジャパン)は、本格オフローダーである「Wrangler(ラングラー)」の新型モデルを、5月10日(金)より発売した。
ジープ「ラングラー」は、アイコニックなデザインと悪路走破性を特長として、2018年に第4世代モデルを国内導入して以来、ジープ・ブランドの中で、常に高い人気を得ているモデル。2023年末時点での国内累計販売台数は25,000台を超え、これまでのシリーズで最多の販売台数を記録した。
この新型ラングラーの最大の特徴は、7スロットグリル、台形ホイールアーチが息づくボクシーなフォルム、といったラングラーならではの伝統的な要素を受け継ぎつつ、よりタフで快適な走行を可能にするデザインとなっている点となる。
そのラインナップは、今回新たに設定したエントリーグレードの「Unlimited Sport(アンリミテッド スポーツ)」、「Unlimited Sahara(アンリミテッド サハラ)」、および「Unlimited Rubicon(アンリミテッド ルビコン)」の3グレードで構成。新たにエントリーグレードを設定したことにより、より多くの層に届きやすいラインナップとなった。
スタイリッシュになったエクステリア
アンテナの位置を従来のマストアンテナに代わって、フロントウインドシールドに統合したアンテナを、全グレードに初めて採用したことにより、外観がよりスタイリッシュになったと同時に、オフロード走行時の小枝の引っ掛かりを防止。従来のマストアンテナの位置には「Trail Ratedバッジ」が装着される。
さらにフロントグリルには、新しいブラックテクスチャーの7スロットグリルをベースに、「Unlimited Sport」および「Unlimited Rubicon」グレードにはニュートラルグレーメタリック、「Unlimited Sahara」グレードにはプラチナシルバーのグリルサラウンドを採用。
またホイールのデザインをよりスタイリッシュに変更。「Unlimited Sport」グレードには、グレーアクセント入りの17インチアルミホイールにオールテレインタイヤ、「Unlimited Sahara」グレードには、18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤを装着。ラングラーの中で、最もハードコアなグレードである、「Unlimited Rubicon」には、専用の17インチアルミホイールにマッド&テレインタイヤを装着している。
ラングラーとして初めてサイドカーテンエアバッグを採用
「Unlimited Sahara」および「Unlimited Rubicon」グレードのフロントのパワーシートには、「12ウェイパワーアジャスタブルシート」をラングラーとして初めて採用し、より快適なドライブを提供。そして、ラングラーとして初めてサイドカーテンエアバッグをフロントおよびリアに採用。全グレード標準装備とした。
インフォテイメントにおいては、第5世代Uconnect5システムを搭載した、新12.3インチタッチスクリーンを全グレードに標準装備。Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、Apple CarPlayにおいては、ワイヤレスでの接続が可能となった。
新型モデルの発表を記念した2車種の限定モデルを発売
そして今回、新型モデルの発表を記念し、2車種の限定モデル「Unlimited Rubicon High Velocity(アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティ)」(10台限定)および、「Unlimited Sahara ローンチエディション」(300台限定)を発売する。
「アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティ」は、新型ラングラーのアイデンティティを際立たせる、ビビッドな黄色のボディカラーを纏った限定モデルとなる。抽選販売となり、5月17日(金)まで申し込みを受け付ける。
一方「Unlimited Sahara ローンチエディション」は、「Unlimited Sahara」グレードをベースに、トレドノース(ラングラーの生産工場)の地形柄入りフェンダーデカール、およびジープの誕生年である「1941」のロゴ入りテールゲートデカールを特別装備。ボディカラーは、限定モデルならではの特別色のアンヴィル C/Cとなる。
【メーカー希望小売価格】
■Jeep Wrangler
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関連情報:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html
構成/土屋嘉久