優良霊園の指針「安心マーク」のペット霊園はどのように選ばれてる?
考えたくないことだが、動物の命には限りがあり、その命は1つしかない。
人間はもちろん、犬や猫などのペットたちもいつかは生命の終わりが訪れるし、亡くなってしまえば今世ではもう二度と会うことはできない。
ペットは多くの場合、飼い主より先に亡くなるため、看取りの必要が出てくる。
そして近年では、亡くなったペットをペット葬で丁重に見送り、ペット霊園で埋葬、という流れもポピュラーなものになってきた。
霊園に埋葬しなくても、火葬後のお骨を自宅で保管するという飼い主も多い。
現代においてこれらの施設は、いつかは必ず利用することになるものと考えてもいいだろう。
だからこそ、ペットが元気なうちから、近隣に点在するペット霊園の存在と位置情報ぐらいは事前に知っておくといざという時の混乱を防ぐことができる。
ペット葬儀や霊園を利用するにあたって、サービスに一定以上のクオリティが補償されている施設を傍から判断するのは難しい。が…
経験のある方ならご存じのように、いざペットが亡くなってしまうと悲しみに暮れてしまい、すぐに葬儀の段取りを立てるなんてことはなかなかできない。
しかしいつまでもそのまま……というわけにはいかず、重い腰を上げて近隣のペット葬や霊園について調べる羽目になる。
事前にペット霊園が近隣のどこにあるのか、ということを知っておくことはこういう事態に有効に働いてくれる。
ただ、ペット霊園が近くにあったとしても、その霊園の実情やサービス内容についてまでは、なかなか素人目では……ましてやサービスを利用する前の段階では評価が難しい。
一定以上のサービスクオリティを担保してくれる指針のようなものがあれば大いに助かるのだが、実はその指針は存在する。
それが「安心マーク」だ。
東京都渋谷区に本社を構えるアイビル株式会社が管理運営しているペット用の火葬場、葬儀社、霊園のポータルサイト「ペット葬儀・霊園ネット」。
全国各地のペット葬儀や霊園を手軽に検索することが可能なこのウェブサイト上では、これら施設の利用を検討している閲覧者が安心して近隣の施設を利用する目安として役立つ「安心マーク」というアイコンを独自に発行している。
この「安心マーク」は文字通り、ペットが亡くなった際に飼い主が近隣施設の中から安心して利用することができる指針となっており、商標登録もなされている。
今回はアイビル株式会社がこの「安心マーク」を発行するに至った経緯や、「安心マーク」を付与する施設の選定基準について、「ペット葬儀・霊園ネット」を運営する松本さんに話を伺うことができた。
筆者のペンネームも松本なので少々ややこしいが、ぜひこのインタビュー内容をご覧いただきたい。
まずは「ペット葬儀・霊園ネット」誕生までの経緯を聞いてみた!
松本ミゾレ ペット葬儀・霊園ネットは全国のペット霊園や関連する寺院、メモリアルグッズメーカーなどの情報を集約したポータルサイトというサービス形態になっておりますが、こういったサイトを立ち上げることになった経緯と、立ち上げ時期についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
松本さん 2006年2月我が家で娘が10年飼っていたうさぎが亡くなりました。
当時はまだ、インターネットもさほど普及していなく、ましてやペット葬儀業者もどうやって検索するかもあやふやでした。ポータルサイトはもちろんありません。
あれこれ調べて、連絡したペット葬儀社は移動火葬車という車に火葬炉を積んだ業者で、ビックリしましたが、家の前で火葬をしたわけです。
その対応をみて、『このままではいけない、お客様がわかりやすく、近くのペット霊園、ペット葬儀社を探せて、安心して依頼できるものが必要』と深く考え、その経験を生かしポータルサイトとして2006年8月に現在の「ペット葬儀・霊園ネット」を立ち上げました。
当時は全くこういった類のサイトはなく、画期的であったと思います。
やがて、多くのお客様から支持をいただき、お礼のご連絡もたくさんいただきました。
ペットが亡くなったとき、私の娘もかなり落ち込みペットロスになりましたので、ペットロスのコーナー(以下にリンクあり)も作り、お客様の体験記を無料で掲載させていただくようにしました。
おかげさまで18年の長い年月にわたり、多くのお客様に支持され、愛していただき、ご利用いただいていることに感謝申し上げます。