東京⼯科⼤学では、2024年度の新⼊⽣を対象に、SNSなどコミュニケーションツールの利⽤状況などに関するアンケート調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
本稿では同校リリースを元に、その概要をお伝えする。なお、この調査は2014年から実施されており、今回で11回⽬となる。
instagramが9年連続増、約8割でX(旧Twitter)と並ぶ
<現在利用しているSNS(全体/複数回答)>
SNS利⽤率では、LINE(99.2%)が2014年の調査開始以来10年間不動の1位を達成。Instagramが主要SNSでは唯⼀9年連続増の約8割(1.3ポイント増79.6%)となり、微減に転じたX/Twitter(2.7ポイント減80.9%)とほぼ並ぶ結果となった。
またTikTok(1.7ポイント増46.0%)も6年連続で増加しており、近年増加しているDiscord(1.6ポイント減44.4%)をわずかに上回った。
■⼥⼦の増加が顕著なTikTokは初の6割超、Pinterestも37%に急伸
<現在利用しているSNS(男女別/複数回答)>
男⼥別では、Instagramは⼥⼦が2年連続で9割超(1.2ポイント増92.0%)、男⼦も初の7割超(2.2ポイント増71.5%)となった。
⼥⼦での伸びが顕著なTikTokは初めて6割を超えた(6.2ポイント増62.8%)ほか、Pinterestも同様に4割近く(8.8ポイント増37.1%)に急伸している。
これらは⼥⼦が先⾏して拡⼤してきたInstagramのように今後の動向が注⽬される。Xは、⼥⼦で10年ぶりに8割を下回った(5.2ポイント減79.2%)。
■連絡⼿段はLINEが10年間トップ。XのDMは減少傾向続く
<普段、家族や友人との連絡に使っているもの(全体/複数回答)>
<普段、家族や友人との連絡に使っているもの(男女別/複数回答)>
連絡⼿段では10年間トップをキープしているLINE(97.9%)、InstagramのDM(48.0%)、Discord(23.2%)の上位は前年度から横ばい状態。XのDM(7.0ポイント減13.8%)は、⼥⼦(10.2ポイント減)を中⼼に昨年からの減少傾向が続いている。