小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

学童施設、学習塾、体操教室、複数の子供向け施設を収容するビル「こどもでぱーと」が2025年春に開業

2024.06.13

運営元のヒューリックは15期連続最高益

こどもでぱーと

『こどもでぱーと』は2025年春より開業予定の、子供教育に関する幅広い機能を備えたビルの名称。手がけるのは、都心の駅近に多くのオフィスや商業ビルを持つ不動産会社ヒューリックだ。上場以来15期連続で経常利益最高益を達成するなど業績好調の同社がなぜ、子供の教育事業に初めて参入したのか?

「労働人口の減少やコロナ禍によるオフィス環境の変化を受け、主力のオフィス事業以外に新規事業を模索していました。そんな中、共働き世帯や子供にかける教育費の増加に着目し、ビジネスチャンスがあると考えました」(ヒューリック新事業創造部こども教育事業室 大久保立樹さん)

『こどもでぱーと』には学習塾や託児所、学童、運動スクールなどの入居が予定されている。ヒューリックと、学習塾「TOMAS」などを運営するリソー教育、子供向け運動スクール事業に取り組むコナミスポーツの3社が業務提携を行ない、子供向けの質の高い習い事を提供する。

「駅近での開発が前提なので、テナントにはそれに見合った経済条件が必要で、顧客に付加価値の高いサービスを提供する企業が求められます。この2社はすでに非常に価値ある教育サービスを提供しており、保護者が納得する形での負担が見込めます」(大久保さん)

 開業が予定されているのは中野、たまプラーザ、渋谷だ。いずれも駅近立地で、幼児から小・中学生の利用が想定されている。ターゲット層はズバリ、教育費にある程度のお金をかけられる都心の子育て世代だ。

「駅近の立地に加えコンシェルジュや送迎サービスも導入することで、子供たちがより安心・安全に教育サービスを受けられます。さらに、ビル内で複数の習い事を提供するため、掛け持ちもスムーズ。親御さんの送迎の負担もだいぶ軽減されます」(大久保さん)

 少子高齢化が進む日本だが、今後子供1人にかけるお金は確実に増える。そのことに着目したヒューリックの新事業に注目だ。

 習い事のほか、保育所や学童保育の入居も想定される。習い事も同じ建物にあることで年齢軸での囲い込みもできるため、テナントにとってもメリットが大きそうだ。

こどもでぱーと中野の『こどもでぱーと』は9階建ての予定。たまプラーザは3階建てを予定している。

こどもでぱーと入居施設は習い事だけではなく託児所や小児科クリニック、親子カフェなども想定。

2029年までに首都圏に約20棟開発予定

2029年までに首都圏に約20棟開発予定現在具体的に開発が決定しているのはこちらの3棟。ほか26年度中にもう1棟、27年度中に2棟のプロジェクトが進行中だ。さらに、将来は、たまプラーザ以外の神奈川県、千葉県や埼玉県への進出も視野に入れているという。

運営元のヒューリックは15期連続最高益

運営元のヒューリックは15期連続最高益

取材・文/高山 惠

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年7月16日(火) 発売

超豪華付録「3WAYハンディ扇風機」付きのDIME最新号では「ヒット商品は『推し』が9割!」を大特集!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。