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ダイソンの最新ヘアドライヤー「Dyson Supersonic rヘアドライヤー」が唯一無二の流線型シェイプを採用した理由

2024.05.17

ダイソンは、ダイソン史上、最も軽く、小さいヘアドライヤー「Dyson Supersonic rヘアドライヤー」を4月18日に発売を開始した。

「Dyson Supersonic rヘアドライヤー」は、2024年2月8日にニューヨークファッションウィークにてデビューした「Dyson Supersonic rヘアドライヤー プロモデル」の一般向けモデルである。ニューヨークだけでなくミラノコレクションやパリコレクションでも活躍した同製品はダイソンが「まったく新しいヘアドライヤー」と銘打つほどである。

従来のドライヤーとは異なった形状をしているワケ、世界の中でも一般向けモデルがなぜ世界に先駆けて日本で先行発売されるのかなど、担当者が語った理由を紹介したい。

これが次世代のヘアドライヤー!?

これまで見たことのない流線型のシェイプ

まず、やはり目を引くのはその独特なボディシェイプだ。4月18日に行なわれたDyson Beauty 新製品発表会に登壇したダイソンヘアスタイリストアンバサダーNOBU氏も第一印象を次のように語っている。

「初めてこのドライヤーを見た時、シャワーヘッドかなって思ってちょっとびっくりしました。ドライヤーには見えなかったですね。それで名前が‶r〟と聞いて、『ああ、‶r〟なんだ!』と。すごい発想ですよね」

アルファベットの小文字のrのような見た目と、名前に付けられた‶r〟。製品名はその形状から名づけられたのか。ダイソンのエンジニアでギャビン・ギャリガン氏は「少なくとも私はそれ以外の理由は知りませんね!」と答えている。

この形状は、使い勝手にどのような利点があるのだろうか。

「自分で乾かす際にも後頭部にもシャワーを浴びるように風をあてることができる」(NOBU氏)

なぜこのような形状なのだろうか。

その答えは、ダイソン独自の新しいヒーターテクノロジーにある。


従来のヒーターは、ドライヤーから出る気流に温度のムラ(ホットスポットとコールドスポット)ができていた。ダイソンのヘアサイエンティストは、髪の健康を維持するために、過度な熱によるダメージを防ぐ方法を詳細に研究した結果、新しいヒートテクノロジーを開発

ダイソンのヘアドライヤーでは初となる流線形のヒーターで、風量への影響を最小限に抑えながら、効率的に気流に熱を伝えることが可能になっているという。曲線部を通る高圧の気流は、ホットスポットを発生させることなく加熱され、アタッチメントを使用しても温度が均一になり、過度な熱によるダメージを防いで髪をすばやく乾かすことを可能にしてくれる。

そして、Dyson Supersonic rヘアドライヤーはその形状だけでなく重量も大きなポイントになっている。ダイソン従来のヘアドライヤーに比べ、30%小型化、20%もの軽量化がなされている。その重さは、わずかヘアスプレー1本分以下のわずか325gになっている。

形状と重さ、その両面から非常に操作性が向上している。

また、3段階の正確な風速設定と、コールドショット(冷風)を含む4つの風温設定の他、3種類のアタッチメントが付属していることもポイントだ。

高速の風ですばやく乾かす「速乾ツール」、拡散された風でやさしく乾かす「低温ツール」、そして、うねりを抑えてなめらかに仕上がる「なめらかツール」を使い分けることによって、ジェンダーや年齢に関わらずあらゆる髪質やスタイルに合わせることが可能になっている。

また、これらのアタッチメントに内蔵されたRFID(Radio Frequency Identification)タグがヘアドライヤーと通信し、最適な風速と風温に自動的に調節し、パフォーマンスを最適化してくれる。

この機能により、あらゆる髪質やスタイルに合わせて直感的にアタッチメントを活用することができ、好みに応じて、髪質やニーズに合わせて設定をカスタマイズすることも可能。このアタッチメントには、以前に使用した際の設定を記憶する機能もあり、風速と風温調節に必要な時間を短縮できる。

左から速乾ツール、低温ツール、なめらかツール

日本人の80%以上が毎日髪を洗う=ドライヤーの使用頻度が非常に高いことが理由

「Dyson Supersonic rヘアドライヤー プロモデル」が今年2月に世界中で販売され、日本では3月に発売された一方で、一般向けモデルである「Dyson Supersonic rヘアドライヤー」はこの度、日本での先行発売になる。

前出、ギャビン・ギャリガン氏は次のように語る。

「世界中のリアルな髪の悩みを調査する中で、日本では80%以上の人が毎日髪を洗っていることがわかった。それは多くの日本人が、少なくとも毎日一回、髪を乾かしブローをしていることを意味している」

むしろ20%の日本人は毎日髪を洗わないとの事実に驚く読者も多いとは思うが、この数字は世界的に見ても非常に高いとのこと。だからこそ、日本での先行発売を決めたということらしい。

ヘアドライヤーと言えば‶T字型〟という常識を打ち破る‶r〟型のヘアドライヤー。ダイソンの挑戦に敬意を表するとともに、ぜひそのテクノロジーを実感してほしい。

Dyson Supersonic rヘアドライヤーは、「セラミックピンク」を主役に「セラミックパティーナ/トパーズ」、プロモデルで展開している「ビンカブルー/トパーズ」の3つのカラー展開となっている。

販売は、ダイソン直営店、ダイソン公式オンラインストア、百貨店、提携ヘアサロン、各家電量販店にて行なわれる。価格は税込み5万9000円。

取材・文/峯亮佑

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