生活を送るうえで欠かせないご近所付き合い。重要ではあるのだが、隣人との適度な距離感とはどのくらいなのだろうか。
トナリスクは、16~86歳の男女1062名を対象に「隣人との理想的な関係性」について調査を実施、2022年に行った調査結果と比較して発表したので、詳細をお伝えしよう。
隣人との理想的な関係性2022年と比べ「親しみ重視派」は減少
隣人との理想的な関係について、「いただきものやお土産をおすそ分けする」などの「親しみ重視派」は10.2%で、2022年の調査と比べて、5.8%減少していた。
「挨拶程度派」は76.8%で、5.8%増加。「全く関わりがない」等の「無関係派」は13.0%で変化はなかった。一方2024年の調査では、「親しみ重視派」より「無関係派」の割合の方が多い結果に。
■隣人との理想的な関係性についてのコメント
【親しみ重視派】
・挨拶基本で、たまに世間話(天気や草花ネタ)、旅行等で留守にする際はお互い声を掛け合って気にかける程度には信頼し合って、帰ったらちょっとしたお土産を渡すような距離感が理想で、今のところ基本的にはこの絶妙な距離感がキープできているので助かっています。
・お互いにおすそ分けしあったり立ち話できるくらいの関係です。何かあった時ある程度助け合える関係は普段から築いておいた方がいいと思うので。
・この距離感は何かあったときに助け合える距離感なので。実際、それでお互い助かったことがあるから。
【挨拶程度派】
・干渉したくないしされたくないので挨拶程度で十分です。
・何かトラブルのものになるような会話は徹底的に避けたいが、顔見知り(挨拶をする程度)には良好な関係でいたいから。挨拶ができた方が気持ちが良いから。
・隣人さんは隣人さんであって友人ではないので、ちょうど良い距離感を保ちつつ生活できれば良いかなと。
・何も知らないとトラブルになった時困りそうだし、かといって仲良くしたいわけではないから最低限のお付き合いでいいです。
・あまり互いの生活に踏み込みたくはないけど人となりは知っておきたい。
・以前はお歳暮やお中元などを贈っていたが、今ではそのようなことをしていない。お隣との関係はつかず離れずが理想的だと理解した。贈り物などすると上下関係ができてしまうように思う。
【無関係派】
・関わっても気苦労が増えるだけだから。関わらないのが一番穏やかでいられます。
・自分のことも知られたくないし、相手のことも知りたくないから。知ることで面倒なことに巻き込まれたくないから。
・無駄な人間関係を広げたくないから全く関わりたくない。
調査概要
2024年調査
調査期間:2024年3月10日(日)~14日(木)
調査対象:16~86歳の男女
有効回答数:1062件
調査方法:Web上でのアンケート調査
2022年調査
調査概要:「隣人との関係性」に関する調査
調査期間:2022年4月18日(月)~2022年4月19日(火)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,002人
調査対象:隣人付き合いがある全国の20代~50代男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
構成/Ara