資材価格の高騰などを受け住宅価格の上昇が続いている。では、首都圏の最新価格動向はどうなっているのだろうか。
アットホームは、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された「新築戸建の価格動向」について、アットホームラボに調査・分析を委託し、結果を発表したので、注目のポイントをピックアップしてお伝えしよう。
首都圏における「新築戸建」の価格動向(2024年3月)
首都圏全体の平均価格は前月比+0.9%と3カ月ぶりに上昇。一方、前年同月比は-0.1%と2カ月連続で前年同月を下回った。
エリア別では8エリア全てで前月比上昇。特に東京23 区、神奈川県他、さいたま市は1.0%を超える上昇率となっている。
ただ、前年同月比は半数を超える5エリアが前年同月割れとなった。なお、神奈川県他は2022年10月以来17カ月ぶりに2017年1月以降最高額を更新した。
■首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)
■首都圏外8エリアの平均価格(前年同期比・指数の推移)
調査概要
対象エリア
毎月公表:東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市
四半期公表:北海道、宮城県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県
※Ⅰ:1~3月期 Ⅱ:4~6月期 Ⅲ:7~9月期 Ⅳ:10~12月期
※今回(2024年3月)より、首都圏外8エリアについて四半期毎に公表。
対象データ:不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)
定義:本調査では、上記対象データの「1戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記している。
※アットホーム調べ
関連情報
https://athome-inc.jp/news/data/market/
構成/Ara