日本における家庭のリビングといえば、2〜3人が座るドッシリとしたソファが鎮座しているのが定番。しかし最近はそれとは異なる、ひとり掛けの〝ソロソファ〟が人気を博している。
タンスのゲンからリリースされた『ヒナに転生!? 3wayソファベッド』が発売後即完売に。現在は予約販売のみの取り扱いだという。
「最近は自宅でゆっくりとくつろげて、体をしっかりと預けられるソファが人気です。やはり社会変化によって不安な気持ちを持つ人が増えており、包み込まれる座り心地が求められているように感じます」(タンスのゲン広報担当)
ニトリで人気を博す『1人用布張りソファ』はフワフワな毛並みが人気のアイテム。SNSなどで大きな話題になっている。
「1人用ソファは個人のリラクゼーションを促してくれるだけでなく、プライベートスペースを確保できます。読書や映画鑑賞といった自分だけの時間を楽しむのにピッタリな点が、人気になっている理由ではないでしょうか」(ニトリホールディングス広報部)
無印良品の『リクライニングフロアソファ』も売り上げが好調。4月中旬には2シータータイプの発売も予定されている。
「細かく角度調整ができて、いろいろなスタイルに適応できる。この点が評価されているようです」(良品計画 広報課)
今までのソファはリビングのシンボル的な存在として存在感を発揮していた。しかし今後は個人で気持ちよく使いたいというニーズに応えることが求められそうだ。
シーンに合わせて自由に使える
タンスのゲン『ヒナに転生!? 3way ソファベッド』
2万9999円(同社直販価格)
鳥の巣のような丸みのある形状で、包み込まれるような安心感ある。18段階のリクライニング機構で角度を調整可能だ。「座椅子」「ベッド」「ソファ」などの様々な使い方ができる。クッションが2つ付属し、背もたれ、マットレス、まくらとして活用できるのもポイント。
適度な硬さで体を安心して預けられる
無印良品『リクライニングフロアソファ』
1万9900円
背面18段階、肘部14段階のリクライニング機能を搭載。内側に角度をつけるとコンパクトな座り心地になり、狭いスペースでも使いやすい。クッション部分はウレタン製で、程よい弾力と硬さが好みの人には特におすすめだ。
ふわふわの肌触りに癒される
ニトリ『1人用布張りソファ(HL01)』
5万9990円
丸みのあるデザインは見た目にもかわいく、毛足の長いモコモコとした肌触りが「シロクマみたい!」と評判に。クッション部分の弾力は程よく、体全体を包み込むような安定感がある。カバーは着脱でき、ドライクリーニングも可能だ。
取材・文/高山 惠
※価格は2024年4月1日時点。一部離島での購入またはお届けの場合、別途手数料が必要な場合があります。