来たる2024年7月3日、東京都府中市の東京競馬場において「府中市制施行70周年記念『TOKYOシティポップ花火2024』」の開催が決定した。本稿では同イベントのリリースを元に、その開催概要をお伝えする。
(C)わたせせいぞう/APPLE FARM INC.
2022年7月に都内初の大規模花火イベントとして開催
2022年7月、都内初の大規模花火イベントとして東京競馬場で「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY THE GREATEST FIREWORKS〜感激!偉大なる花火〜」が開催された。
世界屈指のロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの60周年を記念したこのビッグイベントは、ストーンズの楽曲とシンクロして約1時間にわたって国内最大級の1万4千発の花火がノンストップで打ち上げられ、大きな話題となった。
そして2023年7月には同じく東京競馬場で「Yuming 50th Anniversary 〜真夏の夜の夢〜」を開催。こちらは松任谷由実のデビュー50周年を記念したイベントだ。
代表曲「中央フリーウェイ」の歌詞の「右に見える競馬場 左はビール工場」という“競馬場”は東京競馬場のことであり、まさにユーミンの周年を祝福するにも最適なシチュエーションとなった。
1970年代後半から80年代に人気を集めた「シティポップ」がテーマ
(C)コザイリサ/菅野斗施雄
そして今回のテーマは「シティポップ」。初の〝ジャンル〟をテーマにしての開催となる。
「シティポップ」は1970年代後半から80年代にかけて作られた日本の音楽で、大滝詠一や山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、EPO、杉山清貴といったアーティストたちによる都会的で洗練された楽曲のことを指す。海外でも注目度が高く、カバーされた楽曲もあり、曲のテンポや心地よいサウンドが人気を集めているという。
イラストは、80年代に漫画雑誌「モーニング」で連載されてカリスマ的人気を誇った「ハートカクテル」の作者・わたせせいぞう氏によるもの。
アメリカ西海岸などのリゾート地を思わせるおしゃれな世界観と映画のような恋物語で、当時の若者がその世界に憧れた。
「シティポップ」への親和性も高く、コラボしたポスターやレコードジャケットにもなるなど、まさに「シティポップ」世代を象徴するテイスト。浴衣姿の男女が打ち上げ花火をバックに自撮りする“和”の雰囲気を出しながらも、おしゃれで都市型花火エンターテインメントショー「TOKYOシティポップ花火」にマッチしたビジュアルになっている。
実際に、音楽に合わせて打ち上げられる花火は迫力満点。花火総合演出を務める平山英雄氏は最先端のテクノロジーと色や形、大きさ、余韻など花火が持つ様々な要素を用いて、音楽が持つ世界観に花火をシンクロさせる演出を用意。
「花火の打上げタイミングを音楽と合わせるだけでなく、楽曲に寄り添うような演出を一番心がけています。東京競馬場でしか体験することができないダイナミックな演出にも期待してください」と、今回のショーについて語っている。
夏の夜、熱い打ち上げ花火と涼しげな「シティポップ」のコラボを、ぜひ体感していただきたい。
「TOKYO シティポップ 花火 2024」公演概要
(C)コザイリサ/菅野斗施雄
公演名/府中市制施行70周年記念 TOKYO シティポップ 花火 2024
日時/2024年7月3日 (水) 19:30開演(17:00開場)〜(20:40花火終了予定)
会場/東京競馬場(府中市)
チケット料金(税込・全席指定)未就学児無料(座席が必要な場合は、チケットが必要)/
・プレミアムシートチケット 1万1000円(専用入場口/専用トイレ/専用ドリンク売り場)
・プレミアムグループ席 4枚 5万円(専用入場口/専用トイレ/専用ドリンク売り場)
・シートチケット S席 8800円
・シートチケット A席 7700円
・車椅子ペアチケット 1万7600円(駐車券1台付き 2名様)
・府中市民割 5000円
・カメラエリアチケット 1万1000円
・芝生エリアチケット 3万5000円(4名まで)
オフィシャル先行発売(先着)/4月21日(日) 23:59まで
・チケットぴあ受付URL:https://w.pia.jp/t/tokyocitypophanabi2024/
チケット一般発売:2024年5月11日(土)
キョードー東京 https://tokyohanabi2024.com
関連情報
https://tokyohanabi2024.com
構成/清水眞希