脂肪は加齢とともにつきやすくなるものだ。そのため、食事制限やダイエットをして少し体重が減ったとしても、すぐにまた元に戻ってしまう。こうした理由から「太りにくい体質になりたい…」と思っている人も、少なくないのではないだろうか?
大正製薬はこのほど、全国の20代から60代の男女400人を対象に、肥満に関する意識調査を実施した。ここでは調査結果とともに、肥満に深く関わる腸内環境と、肥満対策になる腸習慣を併せて紹介する。
太りにくい体質に「とてもなりたい」「なりたい」と回答した人は、女性の6割以上(64.5%)
「太りにくい体質になりたいと思うか」という質問に対して、「とてもなりたい」「なりたい」と答えた人は、女性64.5%、男性45.5%に上った。特に女性では、20~50代の各年代で「とてもなりたい」の回答が最も多く、50代では72.5%が「とてもなりたい」「なりたい」と回答。男性も同じく50代が52.5%で最も高い回答率となった。理想体型を手に入れて、いまの若さをキープ。もっと頑張ろうという世代なのかもしれない。
太りにくい体質になるために大切なことは「基礎代謝のよい身体にする」(52.3%)、「食べ過ぎない」(50.9%)、「運動や筋トレ、ストレッチ」(47.7%)
次に、太りにくい体質に「とてもなりたい」「なりたい」と回答した男性91人、女性129人に、「太りにくい体質になるために大切なこと」を尋ねた。
「基礎代謝のよい身体にする」(52.3%)、「食べ過ぎない」(50.9%)、「運動や筋トレ、ストレッチをする」(47.7%)など、腸活に欠かせない回答がそろい、上位を占めている。
また、男女差の開きが、「基礎代謝のよい身体にする」(男性38.5%、女性62.0%)、「運動や筋トレ、ストレッチをする」(男性35.2%、女性56.6%)などで目立ち、女性の意識の高さが現れている。ほとんどの項目においても、女性のほうが男性よりも数値が高く、太りにくい体質になるために、さまざまな方法・知識を模索・吸収している様子がうかがえる。
太るとわかっていてもやめられないものは、「お菓子/スイーツ」が60.5%でダントツの1位
太りにくい体質に「とてもなりたい」「なりたい」と回答した男性91人、女性129人に、「太るとわかっていてもやめられないもの」について聞いたところ、「お菓子/スイーツ」が60.5%でダントツの1位になった。
男女別にみると、女性では、次いで「炭水化物」(34.9%)、「運動をしないでゴロゴロしてしまう」(33.3%)が、男性では、「揚げ物」(39.6%)、「お酒」(37.4%)が2位・3位にあがり、ダイエットの敵はなかなか手ごわいといえそうだ。