高度な音声AIテクノロジーを活用した製品を提供するMobvoi Information Technology Co.,Ltd (以下Mobvoi)は、<Wear OS by Google>を搭載したスマートウオッチブランドTicWatchの最新モデルとして、「TicWatch Pro 5 Enduro」を2024年5月9日に発売した。価格は4万9999円(税込)。
その主な特徴は以下のとおり。
タフなアウトドアシーンにも対応するMIL規格準拠の耐久性
TicWatch Pro 5 Enduroは、前モデルTicWatch Pro 5と同様に、様々なアウトドアスポーツに耐えるようにアメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810H」に準拠した高い耐熱性・耐衝撃性・耐水性・防塵性・防湿性を備えている。
5気圧防水(5ATM)、気圧計、コンパスも搭載されており、ユーザーはタフなルートであっても自信を持ってナビゲートすることができる。
そんな耐久性を求めるアウトドアユーザーのニーズを満たすと同時に、厚さ12mm以下の洗練されたデザインと、使いやすさを向上させた回転式クラウンを備えており、日常生活にも適する設計となっていることにも注目。
アウトドア環境下での耐久性を高めるためにディスプレーには、高級腕時計にも使われているサファイアクリスタルガラスを採用。サファイアクリスタルガラスは、モース硬度尺度で9と評価され、ダイヤモンド(モース硬度尺度で10)に次ぐ硬さを持つ。
人工的に作られたガラスながら、高い耐久性を持っているのが大きな特徴であり、ぶつけたりこすったりするだけでは割れにくく、アウトドア環境下で使用するスマートウオッチのディスプレー素材としては十分な耐久性がある。
■再設計により使いやすくなった回転式クラウン
前モデルTicWatch Pro 5から採用された回転式クラウンを回すことで、タッチスクリーンだけでなくアナログ感覚でも多彩な操作が行なえる。
指1本でも、手袋をつけたままでも、画面の切り替え、音量の調節、画面のズームイン・ズームアウトなどの様々なコントロールが可能だ。
ボタンのスクロール感覚と画面操作がシームレスに連動。さらに回転式クラウンを再設計することで使いやすくアップグレードした。
クラウンの形状をドーム型に変更することで、触感をよくし、よりスムーズになるように改良。前モデルよりも誤動作のリスクが低減した。
超低消費電力の2層ディスプレイと大容量バッテリー
前モデルに引き続き、発色が鮮やかなAMOLED(有機EL)ディスプレイの上に、超低消費電力ディスプレイ(FSTN液晶)を採用している。
その結果、前作よりもバッテリーの持続時間が向上。「Wear OS by Google」を搭載したスマートウオッチとして、業界最長レベルのバッテリー性能を誇り、スマートモードでは最大90時間、エッセンシャルモードでは最大45日間持続するロングバッテリーが特徴となっている。
超低消費電力ディスプレイは、スマートモードとエッセンシャルモードのシームレスな切り替えが可能。
さらに前述したように傷のつきにくいサファイアクリスタルガラス製ディスプレイは、屋内でのワークアウトから登山やトレイルランニングまで、過酷な環境下でも高い視認性を確保している。
■ワークアウト中の情報をわかりやすく表示
1.43インチの大きなUIディスプレイにより、ユーザーはより鮮明なエクササイズ状況を確認することができ、ワークアウトの進捗状況のペース把握やモチベーションの維持が容易になる。
またクロスカントリースキー、階段昇降、クランチなど、さまざまなフィットネス目標やレベルに合わせた専門性の高いワークアウトも新たに追加された。
さらに、TicWatch Pro 5 Enduroは、GPSと距離追跡機能を含む膨大なアウトドアスポーツデータを提供。ユーザーはランニング、サイクリング、ハイキングなどのアウトドア活動中のパフォーマンスを正確にモニターできる。
■フィットネス・ランニングアプリadidas Running、Strava等とデータを同期可能
TicWatch Pro 5 EnduroのユーザーがStrava、adidas Running、Nike Run Clubなどの人気のフィットネス・ランニングアプリをスマートフォンで開くことで、実際にワークアウトを行なう際に、最上部の超低消費電力ディスプレイ(FSTN液晶)上にリアルタイムでワークアウトの様々なデータを表示する。
表示されるデータは、元々のアプリの表示データ以外に、心拍数、ペース、速度、消費カロリー、コンパスの方位、標高などの情報も表示させることが可能だ。
■YAMAP及びヤマレコなどの登山アプリを利用可能
TicWatch Pro 5 Enduroは、Wear OS by Googleを搭載しているため、Wear OSウオッチ版のYAMAP及びヤマレコのアプリをインストールできる。
これにより登山中にスマートフォンを取り出さなくてもTicWatch Pro 5 Enduroを付けていれば、時間、心拍数、標高、距離などのデータを確認することが可能。さらに現在地がわかる地図表示にも対応する。
※Android 8 以上の全ての Wear OS 搭載スマートウオッチで利用できる。
TicHealthアプリによる総合的な健康管理
Mobvoi 製「TicHealth」アプリがプリインストールされており、心拍数や血中酸素、睡眠、ストレス、健康目標などの機能が、TicHealthアプリに統合されている。
毎日の活動レベルのモニタリングから心拍数、睡眠パターンなどのトラッキングまで、健康トラッキングが合理化され、よりスマートに自身の健康状態を把握できるようになった。
※本製品は医療機器ではなく、医療目的や病状の診断の根拠として使用することはできません。検出結果はあくまでも参考値です。体調不良の際は専門の医療機関に相談を。
■いびき検出機能付き睡眠トラッキング
Mobvoi Healthアプリの最新機能として、「いびき検出機能」がある。この革新的な機能によって、ユーザーは自身の睡眠中の健康状況について十分な情報を得た上で判断することが可能になった。
その結果、寝る姿勢の調整や専門家によるアドバイスの必要性など、この機能はユーザーの全般的な睡眠の質と健康を向上させるための貴重な洞察を提供する。
「TicWatch Pro 5 Enduro」の主な機能
関連情報
https://www.mobvoi.com/jp
構成/清水眞希