インポスター症候群から脱却する方法
インポスター症候群から脱却するためにはどのようなことができるのでしょうか。具体的な三つの取り組みを紹介します。
■過度にこだわりすぎない
完璧主義の人ほど、インポスター症候群に陥りやすい傾向があります。全てのことを完璧にこなすのは難しく、結果が思い描いてたレベルに達しないケースが多いためです。
何かに取り組むときは、過度にこだわらないようにしましょう。想像通り完璧に達成するのは難しいと意識することも大切です。
「事前に定めた目標の75%程度を達成できればよい」「求められる基準に達していれば、細部まで完璧でなくても十分だ」と考えれば、気持ちも楽になるでしょう。
■他人に委ねることを意識する
自分で抱え込むのではなく、必要に応じて他人に委ねることも大切です。仕事においては、自分でやらなければならないことはきちんとやりつつも、他者と協力できる部分は分担しながら取り組むよう意識しましょう。
役割分担することで一人一人の責任や業務範囲が明確になり、過度な責任感やプレッシャーから解放されます。
他人に委ねるのが難しいと感じているのであれば、ディレクターやマネージャーといった管理職層に相談するのも一つの方法です。
■できたことに注目する
インポスター症候群に陥ると、自分をポジティブに評価できなくなります。この状況から脱却するには、日々のできたことに注目して自分を褒め、ポジティブな見方をするのが大切です。
そのためには、無理なく達成できる目標を定め、実際に達成できたら素直に褒めることを意識しましょう。ビジネスだけでなく、プライベートでも同様です。
「プレゼンテーション用のスライドを完成させる」「新規営業の電話を10件かける」など、達成しやすい目標を定めると、プレッシャーを感じにくくなります。
考え方を変えてインポスター症候群から脱却しよう
インポスター症候群は自分を過度に低く評価する状態を指していて、誰しもが陥る可能性があります。
脱却するには、ビジネス・プライベートを問わず達成可能な目標を立て、達成したら素直に自分を褒めることを意識してみましょう。すぐに改善するのは難しいとしても、長期的に取り組むことで、徐々にインポスター症候群から脱却できるはずです。
構成/編集部