策士を使ったことわざ
策士を使った有名なことわざに「策士策に溺れる」がある。「策士策に溺れる」の意味やことわざの由来、英語表現もチェックしておこう。
■「策士策に溺れる」の意味と由来
「策士策に溺れる」は、策をもてあそびすぎて失敗するといった意味をもつことわざだ。「策士策に倒れる」とも言われる。由来は諸説あるが、三国志に登場する「諸葛孔明」が「曹操」の戦略を打ち破った際に発言したとされる。
■「策士策に溺れる」のを英語表現
「策士策に溺れる」を英語にすると、「It is the deceitful man who most often falls into the snares of deceit.」となる。
また英語で「策士策に溺れる」と似た表現として「The dog that kills wolves is killed by wolves」がある。
直訳すると「オオカミを殺す犬はオオカミによって殺される」で、得意なことのはずが失敗してしまうという意味を持つ。
策士な人の特徴
最後に策士な人の特徴を紹介する。自分たちが有利になるための立ち回りを考え抜く策士は、チームに一人いると頼りになる。周りにいないかチェックしてみよう。
■冷静に物事を判断できる
策士な人は、感情に流されると冷静な判断ができないことを理解している。そのため常に感情をコントロールして、冷静に判断を行う特徴がある。
また先の状況を読みながら行動するため、パニックにならず、臨機応変に対応できる。
■対人能力が高い
策士な人は対人能力が高い特徴もある。頭の回転が早いため、うまい言い回しやどんな話題を提供すれば盛り上がるのかもすぐに察知する。
そのため初対面の人から気に入られたり、好意を寄せられたりすることも少なくない。
■気配りが上手
策士な人は周りの状況を俯瞰している傾向があり、気配りも上手である。相手がどんな感情で何を求めているかの判断が得意なため、相手が求めているものを的確に提供できる。
そのため「ここぞ」という場面で、気の利いた発言をして評価を高めていくのが特徴だ。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部