この5月に欧州で現役キャリアを終える長谷部と岡崎
ロシアW杯で共闘した長谷部誠(中列右から2人目)と岡崎慎司(同列左から2人目)=筆者撮影
23-23シーズン・欧州リーグも最終盤を迎えている。すでにドイツ・ブンデスリーガ1部ではレバークーゼンがリーグ初制覇を達成。イングランドも冨安健洋擁するアーセナルが20年ぶりの優勝に近づいていると言われる。
その両国で活躍した長谷部誠(フランクフルト)と岡崎慎司(シントトロイデン)の両日本代表レジェンドが今季限りでの現役引退を明らかにしている。
長谷部の今季最終戦は5月18日のホーム・ライプチヒ戦となる。目下、ケガもなく、4月27日のバイエルン・ミュンヘン戦もベンチ入り。残りのゲームで出場機会を虎視眈々と狙っている。フランクフルトは現時点で6位と来季のUEFAヨーロッパリーグ出場圏内をキープ。その権利を得て終われれば、長谷部にとっても納得いく幕引きとなるだろう。
一方、岡崎のラストマッチは5月25日のアウェー・ヘント戦。彼はひざのケガで昨年12月16日のモレンベーク戦から長期離脱中。今も最終戦を目指して懸命のリハビリにのぞんでいるという。シントトロイデンはレギュラーリーグの7~12位が参戦するプレーオフ2の真っ只中で、現時点で3位(通算9位)につけている。岡崎が最後に登場し、ゴールを奪ってチームの順位を1つでも引き上げることができれば理想的。とにかくピッチで最後の雄姿を見せ、完全燃焼してほしいところだ。
すでに日本代表では2022年9月に臨時コーチを務めたことがある長谷部(左)=筆者撮影