『名探偵コナン』は30年間にわたって原作の連載が続いていることから、子供の頃から現在に至るまで愛読している人も多いだろう。著名人の〝コナンファン〟も例外ではない。彼らの推しキャラや作品に対する熱い思いを知れば、作品をもっと楽しめるはずだ。
声優 竹達彩奈
コナンくんや蘭ちゃんの真っすぐさに触れると心が洗われる感じがすごくします
『けいおん!』中野梓役、『五等分の花嫁』中野二乃役、『だがしかし』枝垂ほたる役、『ノケモノたちの夜』ウィステリア役、『葬送のフリーレン』アウラ役など出演作多数。『ノケモノたちの夜』では主題歌「明日のカタチ」を担当。「『名探偵コナン』との出会いはTVアニメです。劇場版の第1作は父と映画館で鑑賞しました」(竹達さん)
灰原 哀
哀ちゃんのセリフで演技の練習をたくさんしました
原作を読めば読むほど好きなキャラクターが増える
竹達彩奈さんは小学生の頃に〝コナンノート〟を作って、学校に持っていっていたそうだ。
「『名探偵コナン』のことをまとめた自作のノートなんですけど、休み時間や給食の時、そこに書いたクイズをクラスメイトに出して、遊んでいました。問題の中身は、新一が飲んだ薬の名称とか、コナンくんが元に戻ったお酒の名前とか。当時の小学生にはかなり難しかったみたいで、なかなか答えてもらえなかったです(笑)」
それだけ思い入れのある作品の中で、推しは灰原哀とのこと。
「子供の頃から声優になりたかったんですけど、哀ちゃんが好きすぎて、彼女のセリフを読んで練習していました。19巻で、コナンくんに泣いてすがるのもよかったです! それまでミステリアスで何を考えているのかわからなかった哀ちゃんの本音が見えた瞬間に『いい子なんだなぁ』と思ってコロッと好きになっちゃいました」
大人になってからは小五郎と英理に惹かれるようになったとか。
「本当は思い合っている夫婦なのに、なかなか仲直りできないふたりが、すごくかわいらしくて! 小五郎って普段はダメなオジさんって感じなのに、英理さんが絡むと男気を見せて、バシッと決めてくれる。そこがカッコいいなと。好きな女性を守ろうとする姿にキュンとしちゃいますね」
小五郎と英理の印象的なシーンについて、竹達さんは次のようなエピソードを挙げる。
「犯人がウミヘビで殺そうとした、海の事件ですね(17巻『スキューバダイビング殺人事件』)。英理さんは結婚指輪を落としてしまったけれど、小五郎を試してそのことを言わないんです。物語のラストに、実は指輪を探してくれていた小五郎が『コイツの事か…』って、英理さんにピンッと投げる。大好きなシーンです。哀ちゃんもそうだけど、私はツンデレなキャラが好きなのかもしれませんね」
DIME6月号は読みごたえたっぷりの「名探偵コナン」50ページ大特集
DIME6月号は今年連載30周年を迎えた「名探偵コナン」を約50ページにわたって大特集! 全世界累計部数は2.7億冊を突破、昨年公開の映画『名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)』は初めて興収100億を突破するなど進化を続ける超人気作品の魅力を徹底取材!
連載30年の歩み、愛され続ける理由、コナン沼にハマった著名人インタビュー、担当編集が明かす制作の舞台裏、コナンで身につくビジネススキルなどあらゆる角度からコナンの魅力を紐解きます。