『名探偵コナン』は30年間にわたって原作の連載が続いていることから、子供の頃から現在に至るまで愛読している人も多いだろう。著名人の〝コナンファン〟も例外ではない。彼らの推しキャラや作品に対する熱い思いを知れば、作品をもっと楽しめるはずだ。
SixTONES 京本大我
困っている人がいれば手を差し伸べられる人間でありたいです。
コナンのように
人気グループSixTONESのアーティスト活動に加えて、映画、ドラマ、ミュージカルと幅広く活躍。4月からは主演ドラマ『お迎え渋谷くん』が放送中。6月には初単独主演の映画『言えない秘密』が公開予定。祖父母のいる大阪に新幹線で向かう際、駅の書店でたまたま手に取った単行本を母に買ってもらったのが原作との出会いだとか。
灰原 哀
コナンの前でしか見せない姿に心をグッとつかまれました
作品から学んだのは博愛の心と言葉の使い方
SNSのおすすめ欄に関連情報が出るほど日頃から調べていて、コナンカフェにもプライベートで何度も足を運ぶなど、京本大我さんは〝コナンの大ファン〟だ。
「どのキャラクターも正直好きです。でも気づいたら、ちょっと悲しい過去があり、基本的にはクールなのに時折あどけないというギャップを持っている哀ちゃんが好きになっていましたね。それと、同じ秘密を共有したコナンの前でしか見せない姿って、あるじゃないですか。あくまでも毛利蘭という存在がいて、それでも灰原哀なりにコナンや新一を支えている姿が、すごくすてきだと思います」
灰原哀の好きなエピソードに、大学教授の密室殺人事件を解決した、19巻の話を挙げた。
「哀ちゃんが宮野明美は広田教授から名前を借りたんだと伝えて『どうして…?どうしてお姉ちゃんを…助けてくれなかったの?』と泣き出しちゃう。ミステリアスで、敵か味方かわからない感じだった子が初めて涙を流す姿に、心をつかまれました。あとは黒衣の騎士回の病室のシーン!」
鍾乳洞にて銃で撃たれてしまい、入院したコナンのもとに、灰原哀が訪れる場面(26巻)だ。
「夜に病室へ来てピストルで脅す。でも実は花束のおもちゃだっていう……。あそこがたまらなく好きです。その後、新一を助けてくれるところも含めて、哀ちゃんの魅力がギュッと出てますよね」
6歳の頃から大ファンという作品について、大人になったからこそわかる魅力があるという。
「物語もキャラクターの幅もどんどん広がり、ミステリーとラブコメが中心だった話がいい意味で複雑になっている。だから大人になってもずっと楽しめているのかな。たまに1巻から読み返すんですけど、今まで読み流していた箇所に改めて気づくこともあって。犯人の動機などにも感情移入するようになりました。年齢を重ねてからのほうが青山先生の伝えたいメッセージが響くというか、作品の余韻が強まったかもしれないです」
得体の知れなさを見せていた灰原哀。内心では姉を殺されたことに深く傷ついていた素顔を、初めて露にした瞬間。/19巻
DIME増刊号は怪盗キッドが表紙に登場!読みごたえたっぷりの「名探偵コナン」50ページ大特集
今月のDIMEは今年連載30周年を迎えた「名探偵コナン」を約50ページにわたって大特集! 全世界累計部数は2.7億冊を突破、昨年公開の映画『名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)』は初めて興収100億を突破するなど進化を続ける超人気作品の魅力を徹底取材!
連載30年の歩み、愛され続ける理由、コナン沼にハマった著名人インタビュー、担当編集が明かす制作の舞台裏、コナンで身につくビジネススキルなどあらゆる角度からコナンの魅力を紐解きます。
特別付録はリモートワークで役立つ「『名探偵コナン』マウスパッドファイル」
©青山剛昌/小学館
今回は表紙&付録違いの増刊号も同時発売!
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■DIME SPECIAL 1
30年に渡って愛され続ける魅力、謎、舞台裏まで徹底取材!
コナンを愛する30人の証言から紐解く、熱狂を生む仕掛け、大人こそ読むべき理由とは?
今こそ『名探偵コナン』に学べ!
今年連載30周年を迎えた「名探偵コナン」、衰え知らずの人気の秘密はどこにあるのか、30年の歩みを紐解きながら愛される理由や制作の舞台裏を徹底取材!
声優・高山みなみさん/声優・山口勝平さん/羽生善治さん/SixTONES・京本大我さん/斎藤佑樹さん/声優・竹達彩奈さん/ぼる塾・田辺智加さんなど、コナンを愛する著名人に推しキャラや大人もハマる見どころも聞きました。
さらに質問力、ネットワーク力、観察力、ロジカルシンキングから平成カルチャー、歴史や地理まで、楽しみながらビジネススキルも身につくコナンの魅力を深掘り! 仕事の難題もコナンで解決!