健康診断の受診状況「1年に1回受けている」51%、「受けたことがない」31%
身体の健康づくりについて質問した。
全回答者(2,000名)に、健康診断(人間ドック含む)をどのくらいの頻度で受けているか聞いたところ、「1年に1回」(50.8%)が突出して高くなった。勤め先の定期健康診断を受診している人や、人間ドックを毎年受診している人が多いのではないだろうか。そのほか、「1年に2回以上」が5.1%、「2年に1回」が4.7%、「3年に1回」が2.1%、「4年に1回以下」が6.9%となり、「受けたことがない」は30.5%となった。
職業別にみると、自営業・フリーランスやパート・アルバイト、非就業層(専業主婦・主夫、学生、無職)では「1年に1回」(自営業・フリーランス35.1%、パート・アルバイト44.3%、専業主婦・主夫43.3%、学生23.5%、無職36.9%)が全体と比べて5ポイント以上低くなり、学生と無職では「受けたことがない」(学生67.6%、無職45.3%)が最も高くなった。
ここで、身体の健康の自己採点結果を健康診断の受診状況別にみると、健康診断を受けたことがある人では自己採点の平均は62.9点と、健康診断を受けたことがない人(58.2点)と比べて4.7点高くなった。健康診断を受けることが、身体の健康状態を確認する良い機会となり、健康維持・改善に向けた日常行動へつながるのではないだろうか。
「スポーツを実施している」42%、20代男性では57%、実施しているスポーツ 1位「ジョギング・ランニング」2位「自転車」3位「ゴルフ」
続いて、スポーツについて質問した。
全回答者(2,000名)に、スポーツを実施しているか聞いたところ、「実施している」は42.2%、「実施していない」は57.8%となった。
男女・年代別にみると、スポーツを実施している人の割合は、男性では20代(56.5%)が最も高くなった。他方、女性では60代(41.0%)が突出して高くなった。60代女性には、仕事や家事の負担が減ったことで自由な時間が増え、健康づくりや趣味としてスポーツに取り組めるようになった人が多いのではないだろうか。
スポーツを実施している人(844名)に、実施しているスポーツを聞いたところ、「ジョギング・ランニング」(30.2%)が突出して高くなった。体力や健康を維持するために、定期的に自宅周辺やランニングコースを走っている人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「自転車」(11.7%)、「ゴルフ」(10.8%)、「野球」(6.4%)、「スキー・スノーボード」(5.7%)となった。
ここで、身体の健康と心の健康の自己採点結果をスポーツの実施状況別にみると、スポーツを実施している人は、【身体の健康】では平均66.6点、【心の健康】では平均63.7点となり、スポーツを実施していない人(【身体の健康】平均57.7点、【心の健康】平均54.7点)と比べて、【身体の健康】では8.9点、【心の健康】では9.0点高くなった。スポーツに取り組むことが健康維持・改善につながり、健康状態に対する自己評価を引き上げている実態がうかがえる。
一方で、スポーツを実施していない人では、【身体の健康】と【心の健康】のいずれにおいても「50点」(身体の健康20.6%、心の健康17.6%)が最も高くなっており、まずまずの自己評価にとどまっている人が多いとわかった。