外見において「自分らしさ」を表現する際、服装と共にアレンジや試行錯誤のし甲斐がある箇所と言えば「髪」だろう。しかし高校生の部活動においては、競技のイメージや慣習に則った画一的髪型を部員に要求するケースも多く、しばしば議論の対象となっている。
そんな中、マンダムはこのほど、高校生における「部活ヘア」の存在に着目し、「部活動の髪型ルールに関する部活生と先生の意識調査」を実施し、その結果を発表した。
本調査は、全国の部活動に所属している高校生1,000名、部活動の顧問を務めている高校教員200名を対象に行ったものだ。
「部活動での髪型」の話題をSNSやニュースで見たのは、部活生も先生も6割以上
部活動での髪型に関して、昨年度は夏の高校野球優勝チームに注目が集まるなど、生徒・先生ともに話題に触れることが多かったようだ。SNSやニュースでは共に6割以上が目にしており、部活生の間では27.9%、先生は54.5%が指導者間で話題に上がったとの結果が出ている。全く聞いたことがないのは、部活生は23.5%なのに対し、先生は12.5%と差が大きく、部活動での髪型について、先生は生徒以上に関心があることがわかる。
スポーツシーンでの「部活動での髪型」に抱いた印象、「自由な髪型でスポーツすることがいいと思う」が部活生も先生も3割以上
部活動での髪型について抱いた印象は、部活生は「自由な髪型でスポーツすることがいいと思った」が35.3%と最も多く、先生も33.5%となっており、3人に1人はパフォーマンスと自己表現の両立が可能と感じた結果となった。一方で、先生は「時代は変わったと感じた」が54.0%と最も多く、部活生と比較しても大差となった。
髪に関する納得できないルールや伝統が、部活選びに「影響がある」と回答した部活生は39.8%、先生は28.0%、と10%以上の差
髪に関する納得できないルールや伝統が、部活選びに「影響がある」「どちらかといえば影響がある」と回答したのは、部活生79.6%、先生76.0%とともに8割近くとなっている。一方、部活選びの影響度合いは意識差があるようで「影響があると思う」と回答した部活生は39.8%、先生は28.0%と部活生が10%以上高いのに対し、「どちらかといえば影響があると思う」と回答したのは、部活生39.8%、先生48.0%と先生が10%近く高くなっており、実感度合いが異なる結果に。