なぜいま、ビールの没入体験をリアルで届けるのか
今回の出店について、アサヒビール マーケティング本部 ビールマーケティング部部長の倉田剛士氏は、アフターコロナのなかでの顧客のニーズの変化に呼応した企画だと語る。
「アフターコロナのなかで、特にリアルの場のニーズが高まっています。また、2026年にはビール類酒税一本化に向けた2回目のビール減税があり、再来年に向けてビール回帰の流れは続くと考えています。今回の出店地は、情報感度の高いお客様や海外からの旅行客も多く訪れる銀座です。 ビール好きだけではなく、ビールをあまり飲まれない方、また海外のお客様など、より広くスーパードライの世界観や辛口のうまさを体感いただきたい」(アサヒビール 倉田氏)
記者発表会に登壇したアサヒビール マーケティング本部 ビールマーケティング部部長 倉田剛士氏
同じ銀座の地では、2010年より数年に渡ってアサヒスーパードライを氷点下で提供する飲み方「エクストラコールド」を提供する期間限定店舗を出店。入店待ちの行列を生み、全国にも拠点を増やすなど、話題を呼んできた。
当時とアルコールとの向き合い方が変化したいま、新たなビール需要を呼び起こせるのか、注目したい。
取材・文/ライター 北本祐子