Polaroidのインスタントカメラに初めてマニュアルコントロール機能を搭載した「Polaroid I-2」が登場

2024.05.05

テクノロジー

VISTAL VISIONは、Polaroid社の最新インスタントカメラ「Polaroid I-2」の先行販売プロジェクトをクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて展開中だ。

実施期間は6月30日まで。4月28日時点で本体＋フィルム2パックのセットで9万8075円(税込)から購入できる。一般販売予定価格は本体のみで13万9800円（税込）。フィルムダブルパックは6580円 (税込)。

プレミアム新世代インスタントカメラ「Polaroid I-2」の主な特徴

■モダンなルックスを備えつつも、独特なPolaroidらしいデザインを継承

マットブラックで手触りの良い高品質な素材で作られ、モダンなルックスを備えつつも、独特なPolaroidらしいデザインを引き継いでいる。

レンズが際立つように上部をすっきりとさせるなど、細部まで洗練された美しいカメラだ。日本、台湾、ロンドン、オランダ、各国のチームが関わって設計された。

■オートフォーカス機能を備えた3枚レンズシステム

オートフォーカス機能を備えた３枚レンズシステムにより、Polaroid史上最もシャープなインスタントフィルム写真を撮影できるという。

さらに、広い絞り値により美しいボケ味のある被写界深度を実現している。

このレンズは、日本の光学エンジニアの協力により、数十年にわたる一流のアナログ製品開発の経験を活かして設計された。

■直接的な視野を可能にする大きく明るいファインダー

直接的な視野を可能にし、被写体や背景をより鮮明に見ることができる。

またファインダーに内蔵された内部ディスプレイを通じて、カメラのマニュアル設定などを確認できる。

■マニュアルコントロール

Polaroidのインスタントフィルムカメラとして初めて、カメラ本体にマニュアルコントロールを組み込んだ。これによりクリエイティブな自由度が大幅に向上した。

■撮影に応じて選べる6つの撮影モードを搭載

自動(オート)：カメラがシャッタースピードと絞りを決定。シーンごとに値が自動で変更されディスプレイに表示される。

絞り（優先）：絞り値：f8 、f11、f16、f22、f32、f45、f64。背景のぼやけた写真からシャープな写真を撮影できる。

シャッタースピード：1/250 ～ 30秒。動く被写体を止めて撮影したり、躍動感のある写真を撮影できる。

多重露光：１枚のショットに2~4枚重ねての露光が可能。風景や人物を重ね合わせる、同じ人物を重ね合わせるなど、クリエイティブな写真を撮ることができる。

マニュアル：理想の設定を組み合わせることができる。Bulbモードと外部フラッシュ(2.5mmプラグ)はマニュアルモードから利用可能。

セルフタイマー：3、6、9、12 秒を設定できる。グループ写真やセルフィー撮影などに最適だ。

■LiDAR測距システム

LiDAR技術は、被写体までの距離を正確に測定。レンズを自動的に調整して正確なフォーカスを実現する。

レーザーを発射し、そのレーザーが被写体から反射して戻るまでの時間を測定することで位置を正確に捉えるもので、この技術により、遠距離の被写体にも焦点を合わせることが可能。暗所など光の条件が厳しい状況でも高い性能を発揮する。

「Polaroid I-2」の主な仕様

製品名／Polaroid I-2
型番／9078
カメラ本体サイズ／149.9×119.3×91.2mm
カメラ本体重量／563g
バッテリー／Lithium-Ion Polymer Soft-Pack Battery
カメラ材質／ABS、PC、PMMA、アルミニウム合金、ステンレス鋼
シャッターシステム／1/250～30秒、Bulbモード(最大 99 時間)
絞り／F8、11、16、22、32、45、64
レンズ／40cm～ ∞ の範囲で F8 絞りが可能なオートフォーカスシステムを備えた 3レンズ焦点距離：98mm
視野角／水平 43°、垂直 44° 中央重点単一ゾーン測光（光学 FOV の 60% の測光範囲）
フラッシュシステム／真空放電管ストロボの範囲 2.5m @f/8 / 8.2′ @f8
デバイスインターフェースポート／Type C 充電、2.5mm 外部フラッシュ同期ポート

構成／清水眞希