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QRコードは日本で開発され、今では世界中で使用されている。
一瞬で多くの情報を読み取ることができるため、大変便利であるが、読み取ろうとしてうまくいかず困ってしまった経験はないだろうか。
本記事ではQRコードが上手く読み取りできない場合の原因と対応策について解説する。
QRコードを読み取れない原因がスマートフォンにある場合
QRコードが上手く読み取れない原因の一つは、スマートフォンに不具合がある場合だ。
例えば以下のような例が考えられる。
- QRコードに対するカメラの角度が適切でない
- レンズが汚れている
- カメラのピントが合っていない
それぞれについて解説する。
■QRコードに対するカメラの角度が適切でない
QRコードを読み取る際、角度が適切でないとスマートフォンのカメラがQRコードを正確に認識できないことがある。
QRコードに対してのスマートフォンのカメラの角度が適切でないと、読み取ったQRコードの一部がカメラのフレームからはみ出してしまったり歪んだりしてしまう。
QRコードが読み取れない原因として多いトラブルである。
■レンズが汚れている
スマートフォンのカメラのレンズ部分に指紋や汚れが付着していると、QRコードを上手く読み込めないことがある。
レンズが汚れていると、カメラのフォーカスがうまく合わず、QRコードがぼやけてしまう可能性がある。
さらに、レンズの汚れや油膜が光を反射しやすくなり、QRコードに反射が生じ、カメラがQRコードのパターンを正確に捉えられなくなる。
■カメラのピントが合っていない
スマートフォンのカメラのピントが合っておらず、QRコードがぼやけている場合も上手く読み込めない。
また、カメラの焦点距離が適切でない場合も、撮影された画像が適切な解像度でキャプチャされない。
そのためQRコードのパターンが十分に鮮明でなくなり、読み取りが難しくなる。
QRコードを読み取れない原因がQRコード自体にある場合
QRコードを読み取れない原因がQRコード自体にある場合もある。例えば以下のような例が考えられる。
- QRコードが歪んたりよれたりしている
- QRコードが加工されている
- QRコードに汚れが付いている
それぞれの内容について解説する。
■QRコードがゆがんたりよれたりしている
QRコードがゆがんでいたり、よれたりしている場合、正しく読み取りできない。
書籍や食品のパッケージなどに印刷されているQRコードは、流通や陳列される段階で、細かな傷がついたり、よれたりしてしまうこともある。
■QRコードが加工されている
QRコードやQRコードの周囲に絵・文字・模様などが組み込まれてしまうと、正しく認識できない。加工されたQRコードは読み取りしづらいか、読み込めないことが多い。
<NG例>
■QRコードに傷がある
QRコードが汚れていても、端末によっては自動補正機能が働き、読み取れるケースもある。しかし、汚れ・傷の範囲が広い場合は、補正されないことが多く読み取れない。
QRコードを読み取れない原因がその他にある場合
QRコードを読み取れない原因がスマートフォンやQRコードではない場合もある。例えば以下のような例が考えられる。
- 明るさが足りない
- QRコードまでの距離が遠すぎる
■明るさが足りない
十分な明るさがない場所でQRコードを読み取ろうとすると、カメラがQRコードを正確に認識できないため、読み取りが不可能または不完全になることがある。
また、明るさが足りない場合、カメラのシャッタースピードが遅くなることがある。
これにより、撮影された画像がぼやけたり、動きがぼやけたりすることがあり、QRコードのパターンが読み取りに適していない場合が多くなる。
■QRコードまでの距離が遠すぎる
屋外や広い場所で建物に掲示されているQRコードやモニターなどに映し出されたQRコードを読み取ろうとしたとき、距離が離れすぎていると上手く読み取れないことがある。
カメラからの距離が遠いと、QRコードの解像度が不足してしまい、QRコードのパターンが不明瞭になり、正確に読み取ることが困難になる。
また、遠すぎる距離からの撮影では、カメラがフォーカスを合わせるのが難しくなり、QRコードのパターンが不明瞭になってしまう。