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アドビが発表した新たな生成AI「Firefly Image 3」はどこまで進化した画像を作ることができるのか?

2024.05.01

アドビは先日開催された「Adobe MAX London 2024」において、「生成塗りつぶし」の画期的な進化に加え、「参照画像」の搭載により、さらに強力になった新しい生成AI「Firefly Image 3」を発表した。

Adobe Firefly Image 3 Foundation モデル(ベータ版)は、Adobe Photoshop ベータ版やAdobe Firefly web版で使用できる。

思い描いたビジョンを瞬時に形にできる

これらの新機能は、クリエイターが慣れ親しんだワークフローに強力な生成AI機能が深く統合され、世界をリードする画像編集アプリケーションの新時代を切り開くものだ。

同社では「『参照画像』『画像を生成』『類似を生成』『背景を生成』『ディテールを向上』などの新機能により、誰もが頭の中にあるビジョンを瞬時に形にすることができます」と説明している。

「画像を生成」機能は、白紙の状態からハイクオリティなコンテンツ作成の過程を短縮し、あらゆるスキルレベルの人々が創造性を飛躍させるのに必須のツールになる。

今回のAdobe Firefly Image 3 Foundation モデル(ベータ版)により、人気の高い「生成塗りつぶし」と「生成拡張」機能が強化され、新機能では、誰もが背景のバリエーションを無限に生成したり、色やスタイルを変えた複数のデザインコンセプトを作成したり、完全なコントロールのもとに細密なシーンをゼロから創造できる。

アドビのクリエイティブ製品グループ担当シニア バイス プレジデント アシュリー スティル(Ashley Still)氏は、次のよう話す。

「本日発表したAdobe Fireflyを搭載したAdobe Photoshopの画期的な新機能の数々は、プロにとっても、Adobe Photoshopを始めたばかりの人にとっても、クリエイティビティレベルをかつてないほど向上させました。Adobe Photoshopに搭載されたAdobe Fireflyの新機能により、アイデア出しとクリエイティブプロセスがこれまで以上にシームレスに連携し、画像の編集をよりパワフルかつ容易にすることで、誰もがクリエイティブなビジョンを実現できます」

新次元のクリエイティブコントロールでアイデアを作品に変える

Adobe Photoshopの新機能は、クリエイティブなワークフローをさらに強化・加速し、時間を節約しながら複雑な編集やユニークなデザインを作成できるようにするものだ。

アイデア出しとクリエイティブプロセスをひとつのワークフローにまとめることで、新次元のコントロールを実現し、誰もが想像した瞬間に創造的なビジョンを形にできるようサポートしていく。その主な機能は以下のとおり。

■参照画像

ユーザーが選んだ任意の画像を生成処理のインスピレーションとして使用することで、クリエイターは思った通りのアウトプットが可能だ。

■画像を生成

テキスト入力だけで完全な画像を作り出す機能にAdobe Photoshop内から初めてアクセスできるようになった。アイデア出しや、ゼロからの画像作成が可能だ。

■背景を生成

背景の入れ替えや作成だけでなく、既存の画像にシームレスにブレンドするコンテンツを今までより簡単に生成できる。

■類似を生成

生成された画像の中からお気に入りの画像を選択して、「類似を生成」で参照として使用する。お気に入りのものが見つかるまで、クリックしてコンテンツやスタイルが似たバリエーションの画像の生成を繰り返す。

■ディテールを向上

シャープさと鮮明度を向上させるため、画像のディテールを目立たせることができる。見た目をくっきりとさせ、ストック品質の画像とより調和する質の高い画像に仕上がる。

これらのAdobe Fireflyを搭載した新機能に加え、Adobe Photoshopにはデザインや制作のために便利な追加のツールも導入されている。

<調整ブラシ>

ユーザーが画像の特定の領域に非破壊的な調節を容易に加えることを可能にする。

<改良されたフォントブラウザ>

Adobe Photoshopを離れることなく、クラウドにあるAdobe Fontsの25,000以上のフォントへのリアルタイムアクセスを可能にして、プロジェクトにあった最適な書体を見つけることができる。

<調整プリセット>

ワンクリックで複数のエフェクトを適用できるフィルタや、カスタマイズしたプリセットの作成と保存機能により、クリエイターが画像の外観を簡単に変更できるようになる。

昨年5月、Adobe Photoshopの生成塗りつぶしと生成拡張は、Adobe Creative Cloudの新時代の幕開けとなり、コミュニティから前例のない反響を受けた。

Adobe Fireflyのリリース以来、ユーザーはすでに70億枚以上の画像を生成しており、「生成塗りつぶし」の普及ペースは他の人気Adobe Photoshop機能の10倍だ。

Adobe Photoshopの最新バージョンでは、画期的なAdobe Firefly Image 3 Foundation モデルの搭載により、生成塗りつぶしツールと生成拡張ツールでさらに現実的で説得力のある画像を生成できる。

Adobe Fireflyは、Adobe Stockなどのライセンスコンテンツを使って学習しており、著作権、商標やロゴなどの知的財産権(IP)を侵害しない商用利用のためのコンテンツを生成するように設計されている。

同社では、「多層的で継続的なレビューとモデレーションのアプローチを使用して、アドビのポリシーに違反するコンテンツをブロックおよび削除し、Adobe Firefly が生成したコンテンツに対するIP補償をお客様に提供します」とアナウンスしている。

提供開始時期

Adobe Photoshopの最新機能は、Adobe Photoshop(ベータ版)デスクトップアプリで利用が可能だ。 一般提供開始時期に関しては、2024年内が予定されている。

関連情報
https://www.adobe.com/jp/

構成/清水眞希

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