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一年中、活躍する土鍋。寒い季節以外でもご飯を炊いたり、蒸したり大活躍する調理器具です。
土鍋は100均ショップのダイソーでも購入が可能。今回はダイソーで購入できる土鍋2品プラス、土鍋代わりに使えそうなステンレス鍋1品をレビューしていきます。
使う前にダイソーの土鍋を目止めする
今回レビューするふたつの土鍋は、1人用の「土鍋(1人用、17cm、アソート)」税込330円と、それよりひとまわり大きい「土鍋(19cm、ブラック)」税込550円です。
土鍋の使用を始めるにあたって、まず最初に「目止め」をします。土鍋は文字通り土でできており、目に見えないサイズの穴がたくさんあいています。これを塞ぐことを「目止め」と呼びます。
目止めをすることによって、水漏れやひび割れなどのトラブルを防止します。
■土鍋を目止めするやり方
土鍋を水洗いして水分を拭き取り、水を含みやすい底面を上にして自然乾燥させます。
続いて、乾いた土鍋に水を8分目まで入れ、1膳程度のご飯を入れます。この時、炊く前のお米ではなく、炊いた状態の残りご飯を使った方が、デンプンが出やすいので効果が高まります。
フタをせず、弱火でゆっくりと炊きます。
お粥が出来上がったら火を止め、1時間ほどそのまま冷まします。その後、お粥を取り除き、土鍋を水洗いしてください。目止め後のお粥は食べられます。
ダイソーの「1人用土鍋(330円)」の使用感は?
まずはダイソーの1人用土鍋「土鍋(1人用、17cm、アソート)」税込330円を使ってみます。直火で使用が可能です。IHや電子レンジ、オーブンでは使えません。
シンプルに鍋焼きうどんを作ってみたいと思います。以下の具材が鍋に収まりました。
- 冷凍うどん 1玉
- えのき 少々
- ネギ 少々
- ちくわの天ぷら 半分
- 卵 一個
結構小さいので、冷凍のうどん1玉を入れると、スペースにそこまで余裕がありません。上記の具材を入れて、ちょうどいっぱいになるサイズ感です。熱するとフタまで熱くなるので、ミトンが欠かせません。
出来上がりは美味しそうにできました。
蓄熱性があるので食べ終わるまで熱々です。
フタの持ち手に箸置きに使えるくぼみがあるのですが、食べる時はすぐ蓋を開けますし、開けたら水滴がつかないように持ち手の部分を下にして置くので、使う機会はなさそうです。
その他、小さめゆえ、たくさん具材を入れられないなどの難点はありますが、税込330円としては十分に満足な使い心地です。
■ダイソーの「1人用土鍋(330円)」で米を炊いてみた
ダイソーの1人用土鍋「土鍋(1人用、17cm、アソート)」税込330円を使ってご飯を炊いてみます。
実は炊飯器よりも、鍋を使うとご飯が早く炊けることはご存知でしょうか?
今回使用した「土鍋(1人用、17cm、アソート)」は、お米を1合と水を入れるとちょうどいっぱいになるサイズ感。
まずは中火にかけ、沸騰したら弱火で炊きます。9分ほどでコトコト音がしなくなったら火を止め、10分ほど蒸らします。
サイズが小さいので、火の通りが早く、1番弱火にしても早く炊けました。
実食!びんちょうまぐろの山かけと共にいただきました。
芯があるほどではないですが、ご飯の食感は少し硬め。もう少しもちっとしているほうが、個人的には理想です。長い時間火を通せないので、時間を取れるようであれば、米を水に浸したほうがよいでしょう。
とても早く炊けるのは便利です。ソロキャンプなどでも活躍しそうですね。
■商品詳細
土鍋(1人用、17cm、アソート)
材質:陶器(本体、フタ)
価格:330円(税込み
サイズ:19×17×10cm
カラー:黒×白、黒×黒
ダイソーの「土鍋(19cm、ブラック、550円)」の使用感は?
先にご紹介したダイソーの1人用鍋は直径17cmだったのに対し、こちらの商品はひとまわり大きな19cm。深さも10cm から12cmと2センチほど深いです。
このくらい大きいとやはり使いやすそう。こちらも直火で使用が可能です。IHや電子レンジ、オーブンでは使えません。
まずは鍋焼きうどんを作ってみます。以下の具材が鍋に収まりました。
- 冷凍うどん 1玉
- えのき 1/4束
- ネギ 1/4本
- ちくわの天ぷら ひとつ
- 卵 一個
- 乾燥わかめ 少々
具材も1人用鍋より1.5倍くらい多く入れられました。これくらい具沢山にできると、たくさん食べる方も満足感のあるボリュームです。
大きく厚手なので、火の通りがゆっくになるせいでしょうか。先に紹介した一人用鍋より、うどんがモチモチとした仕上がりです。
蓄熱性が高く、食べ終わるまで温かいのは寒い季節にもうれしいポイント。2人用としてはは小さいので、1人用と考えてよいでしょう。
■ダイソーの「土鍋(19cm、ブラック、550円)」で米を炊いてみた
ダイソーの「土鍋(19cm、ブラック)」でお米を炊いてみます。こちらには2合がちょうどよく収まりました。
中火で炊き始め、沸騰したら弱火にし、約13分で火を止めました。10分ほど蒸らします。小さい鍋より少し時間がかかります。
1人用なべよりも、もちっとした美味しいご飯が炊けました。大きいのでゆっくり火が通るのが理由だと思います(その分少し時間がかかります)。
めかぶと共にいただきました。おこげもできておいしくできました。
■商品詳細
商品名:土鍋(19cm、ブラック)
価格:税込550円
原産国:中国
材質:本体:セラミック
商品サイズ:21cm ×19cm ×12cm
内容量:1個入
種類:アソートなし
ダイソー「ステンレス卓上鍋(20cm、550円)」の使用感は?
最後にご紹介するのダイソーの鍋は、土鍋ではなく「ステンレス卓上鍋(20cm)」税込550円。
とにかく、軽い!こちらの商品も直火のみOKです。さっそく鍋焼きうどんを作ってみます。下記の具材が鍋に収まりました。
- 冷凍うどん 1玉
- えのき 1/4束
- ネギ 1/4本
- ちくわの天ぷら ひとつ
- 卵 一個
- 乾燥わかめ 少々
底が浅いせいか、煮立つのが早い。時短できて便利です。また、蓋がガラスなので、卵の調理加減が目視できて良いですね。
さらに、持つところがあまり熱くならないので使いやすいです。
美味しそうにできました!さっそくいただきます。
十分においしいですが、うどんのモチモチ感はゆっくり火の通る土鍋の方が上です。また、薄いため蓄熱しにくいので、食べているうちに少しずつ冷めていきます。
蓄熱性が低いので、ご飯を炊くのには向いてなさそうです。しかしサッと煮るなど、時短したい時にはとても便利な商品です。
■商品詳細
商品名:ステンレス卓上鍋(20cm)
価格:税込550円
原産国:中国
商品サイズ:25.5cm ×10cm ×21.2cm
内容量:1個入
材質:フタ:強化ガラス、本体:ステンレス鋼
種類:アソートなし
品名:強化ガラス製器具
強化の種類:全面物理強化
URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480204024
文/まなたろう