DIME MAGAZINE
英国の折りたたみ自転車ブランドであるブロンプトンは、P Line及びT Lineに新たに12速モデルを追加したことを発表した。国内では2024年4月12日から販売を開始する。
より多い変速数、より広いギア幅で可能性を広げる
このブロンプトンの12速ギアシステムは、ユニークなつくりとなっている。より多い変速数、より広いギア幅を提供しながらも、コンパクトさは変わらないよう工夫され設計された。そのより広いギア幅とは、ブロンプトンユーザーに以下の利便性に繋がる可能性を提供する。
・坂道の上り下りが楽に
・さらに速くまたは、軽い漕ぎ心地でよりゆっくり乗る
・ギア間の差が小さくなり、よりちょうどいいギア比がみつかる
・どんな峠があっても、さらに遠くへ走行が可能に
・坂や距離を気にせず混雑する幹線道路を避けたルート走行が可能に
これにより、ロードバイク、ハイブリッドバイク、コミューターバイク、またはシティバイクのすべての特長を兼ね備えた、もしくはそれ以上の機能をもち、軽量、持ち運び可能、折りたたみ式というコンパクトなブロンプトン・パッケージの利便性がすべて備わった、まさにオールラウンドな自転車が誕生した。
P Line Explore 12-speed
T Line Explore 12-speed
12速モデルの特長
・3速内装ハブ
密閉された内装ハブギアを使用することで、よりメンテナンスフリーで長持ちするように。ハブは回転部品である後輪の中心部分であり、走行時の重量は最小限に影響する場所にある。すべての機構が耐久性に優れたハブシェルの内側に隠されているため、メンテナンスフリーで長年の使用が可能になる。
内装3速Sturmey-Archer製リアハブにより、外装の４速と合わせてギアの選択が12速になる
・4速外装ディレーラー
ほとんどのバイクは、ディレーラーが最も露出し傷つきやすい場所にある。ブロンプトンもリアディレイラーはあるが、専用設計ではみ出す幅がとても小さいので、右側に倒しても、自転車を折りたたんでいても、道路を歩き回っていても、邪魔になることはない。そして右シフターが内装ハブギアを制御し、左シフターは外装ディレイラーを制御する。
もともと超軽量チタンTライン用に設計された、わずか60グラムの軽量4速リアディレーラー
【メーカー希望小売価格】
・P Line Explore 12-speed（重量：10.5kg〜）
480,700円（税込）
・T Line Explore 12-speed（重量：8.8kg〜）
894,850円（税込）
構成／土屋嘉久
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