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プレミアムカーに搭載されている「Dolby Atmos for cars」が奏でる圧倒的な臨場感の秘密

2024.04.28

ライフスタイルの変化やハードの進化によって、音楽や映画を楽しむ環境は部屋から外へと広がりを見せている。それを支えているのが、音声や映像の記録・再生技術を研究するドルビーラボラトリーズ(以下、ドルビー)だ。

同社が開発した最新の立体的な3Dオーディオ技術「ドルビーアトモス」(Dolby Atmos®)は、「Dolby Atmos for cars」という名称でメルセデス・ベンツをはじめとするプレミアムカーブランドの車種に搭載され、いまだかつてない臨場感あふれる音楽体験を提供している。その革新的な技術と可能性を、関係者への取材を通して探る。

ドルビーは感動体験を支える黒子的存在

「Dolby Atmos for cars」の概要を説明する、ドルビージャパンの鈴木克典氏。長年にわたり国内やアジアのIT関連事業に関わり、2016年、ドルビージャパンに入社。シニアディレクターとして、日本のライセンス及びコンテンツ関連事業を統括する。

昭和のオーディオ世代にとってドルビーは、音声信号に含まれるノイズを抑圧・軽減する信号処理技術「ノイズリダクション」のブランドとして知られている。映画館でドルビーのロゴを見たことがある人も多いだろう。現在ではドルビーアトモスやドルビービジョンといった音響と映像をより楽しむ為の技術を展開する。もっとも、同社はテレビやオーディオ機器を製造するメーカーに技術を提供する立場であり、カスタマーにとっては〝有名だけれどいまひとつ実態がわかりにくい〟ところもある。

「ドルビーは、いわば黒子のような立場です。たとえば映画製作においては、ポストプロダクション(注:撮影後の技術的仕上げ作業)から参加しているのですが、それができるのもコンテツクリエイターに寄り添い、ドルビーの技術を使ってもらってきたという歴史があるからです」と語るのは、ドルビージャパンの鈴木克典氏(以下、コメントはすべて鈴木氏)。

クリエイターにとっても、自身が意図する体験を叶えるために、ドルビーは製作現場に自社のシステムや技術を提供し、制作における自由度を広げ、作品の質を高めるパートナーといえる。

「ドルビーでは製作、配信、再生環境といったそれぞれの分野に技術提供を行い、相互運用性をサポートする意味で、こうした取り組みを〝エコシステム〟と呼んでいます。映画館から始まった技術ですが、現在では映像や音楽配信などでもドルビーの技術を使ってもらっています」

映画館では「ドルビーシネマ」(国内に10スクリーン)「ドルビーアトモススクリーン」(国内32か所・40スクリーン)という名称で導入しているので、皆さんもぜひ体験いただきたい。

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