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手持ちで撮れる!「OM-1 Mark II」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」の超望遠セットでカワセミを狙う

2024.04.28

プロキャプチャーは25コマ/秒がいい

オオタカはなかなか飛び立たないので諦めて、カワセミを撮りに行く。こちらはお腹をすかせると水辺に現れるので、じーっと止まったままでいることは少なく、定期的に水面へのダイブを見せてくれるのだ。枝から飛び立つ瞬間を捉えるのに役立つのがプロキャプチャーである。シャッター半押しで記録を開始、さらに押し込むとAF/AE追従で最速50コマ/秒で撮影できる。

AF/AE固定でよければ120コマ/秒も可能だ。150-600mmレンズ装着の場合はAF/AE追従で25コマ/秒になる。

何の制約もなければ1秒間に120コマが最強なのだが、実際は最大撮影コマ数というものがあり、秒120コマで撮るとJPEG LF記録の場合、SDメモリーカードの容量にかかわらず、約219枚までしか連写できない。秒50コマで約256枚、秒20コマで約993枚、秒10コマならカード容量一杯まで撮れる。つまり最速だと2秒も連写できないのだ。秒50コマなら約5秒、秒20コマなら約49秒も連写できる。プロキャプチャーを使うと最大99コマまでさかのぼって撮影できるので、秒120コマだと1秒、秒50コマで4.2秒、秒20コマで10.5秒は撮れる計算になる。

実際に撮影してみた感想は、秒120コマはやはり連写時間が短い。プロキャプチャーは確かに飛ぶ瞬間が撮れる確率が上がるので積極的に使いたいが、電池の減りが目に見えて早くなる。1%刻みで減っていくのだ。これはいざというときまで温存したい。結局、一番良く使ったのは静音連写SH2の秒25コマである。これなら鳥認識でAF追従しながら撮影できる。水に飛び込む場合に限って言えばレンズまでの距離は変わらないためSH1の秒60コマも有効だった。

手持ちで1200mmが使えるのはカワセミが横に飛ぶときに便利で、三脚だと追いきれない動きも、手持ちで捉えることができた。またレンズ+カメラの重量が軽いので三脚と雲台も軽量化でき、荷物全体を軽くできるのだ。OM-1 MarkIIのさらに進化した鳥認識に関しては、カワセミに限ればOM-1との差はあまり感じられなかった。どちらもかなり優秀で1度ピントが合えばかなりの確率でAFが追尾された。1度AFの枠から、外れて飛んでいるときに再びカワセミを捉えたときにAFが合わないことがあった。トータルで数えると、かわせみの里での撮影でOM-1 MarkIIが最も多くカワセミの飛ぶ瞬間と水に飛び込む瞬間を捉えたカメラと言える。

プロキャプチャーが捉えたカワセミが飛び立つ瞬間、ピントも非常にシャープだ
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F6.3 -0.3 ISO2500 1200mm相当

プロキャプチャーによる連写、4枚目まで1秒間にあいだに撮影している
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F5.9 ISO5000 630mm相当

OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F5.9 ISO5000 630mm相当

OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F5.9 ISO5000 630mm相当

OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F5.9 ISO5000 630mm相当

SH2の連写モードで撮影、シャッター速度は1/3200secぐらいないと羽の動きが止まらない
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F6.3 +0.3 ISO5000 720mm相当

800mmを超える超望遠で撮ると背景がうまくボケてうるさくならない
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/3200sec F6.2 ISO800 860mm相当

1200mm相当で撮ったカワセミ、背景は形がわからず気にならない
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/1600sec F6.3 ISO3200 1200mm相当

同じ距離からレンズ交換して800mm相当で撮影。トリミングしてカワセミのサイズを揃えた。背景に杭や枯れ枝があり、やや画面が煩雑に見える
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 1/1250sec F6.3 ISO2500 800mm相当

OM-1に150-600mmを装着して撮影。最新モデルでなくてもレンズの性能が生かせることが分かる
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/100sec F6.3 -0.3 ISO800 1200mm相当

写真・文/ゴン川野

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