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手持ちで撮れる!「OM-1 Mark II」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」の超望遠セットでカワセミを狙う

2024.04.28

ライブGNDは便利だが使う機会が…

いざカワセミと思ったのだが、その前に「OM-1 Mark II」について言及しておこう。ウリはライブGND/グラデーションNDである。ソフト、ミディアム、ハードの3つのタイプから、3段階に減光できるNDフィルターを好きな位置と角度に設定できるのだ。光学フィルターでやろうとすると角形のグラデーションNDフィルターとフィルターホルダーが必要になり、暗さを3段階も揃えるとウン万円はかかる。これが電子式ならEVFを見ながら境界線とその傾きを簡単に調整できる。光学フィルターは枠を回す必要があり、境界線を調整しようとしてガラスフィルターを道路に落下せて端を欠いたこともある。

基本的な使い方は、明暗差の激しい被写体の明るい方に対してNDフィルターを掛けて露出オーバーを抑え、黒つぶれさせないようにする。そうでなければ意図的に露出アンダーな部分を作って主題を強調するとか。グラデーションになっていることで、自然な効果が得られる。露出補正機能では、画面全体の明るさしか補正できないが、ライブGNDを使えば画面の任意の部分を目立たない形で補正できる。非常に便利な機能なのだが使い慣れないせいか、夕陽ぐらいしか使うチャンスがなかった。

右がそのまま撮影、夕陽が明るすぎて建物が黒くつぶれている。左がライブGNDを下半分に使用。ビルの黒つぶれが解消できた

上がフィルターなし、下が空から下にライブGNDを使用、明るい空は残して道路と地面を暗くしている

強力な手ぶれ補正機能を使えば、月も星も手持ちで撮れるという。1.4倍のテレコンを付けて、手持ちで撮影してみた
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS+MC-14 1/400sec F9 ISO800 1680mm相当

ハクセキレイは比較的、人間の近くまで来てくれるので1200mmを使う必要はないのだが、超望遠で撮ると背景のボケがキレイ
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/500sec F7.1 ISO200 1200mm相当

巣のあるヒマラヤスギに止まるオオタカ。手前にも奥にも枝がある厳しい条件だが鳥認識で追尾され続けた
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/1250sec F6.3 ISO3200 1200mm相当

反対側の木に飛んできたオオタカ。日陰になりますます厳しいが、こちらも鳥認識で瞳にフォーカスが合い続けた
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/1250sec F6.3 +0.3 ISO3200 1200mm相当

飛び立とうとするオオタカ。手前に枝があったが鳥認識でオオタカの瞳にピントが来た
OM-1 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 1/640sec F6.3 +0.3 ISO1250 1200mm相当

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