麦芽やホップの芳醇な香りとほどよい苦み、そしてのど越しの良さで楽しむビール。昨今、2023年10月の酒税法改正によるビールの減税で、発泡酒・新ジャンルとの価格の差が少なくなっているが、今はどんな種類のビールが特に飲まれているのだろうか?
クロス・マーケティングはこのほど、全国20歳~69歳の男女1100人を対象に「ビールに関する調査(2024年)」を実施し、その結果を発表した。
ビールのイメージは、「飲み会の時にまず最初に頼む」が37.7%で最多
「普段飲んでいるお酒の種類」を調べたところ、家飲み・外飲みいずれも「ビール」が最多で4割前後に達した。ビールの飲用率を男女・年代別でみると、男性40~60代で高く、一方、女性20代は1割にとどまった。また、男性60代は外でビールを飲む人が約7割となり、突出して高い割合を示した。
「普段飲んでいるビールの種類」は、家飲みでは「国内の定番ブランドの缶ビール」が78.0%、外飲みでは「国内の定番ブランドの生ビール」が67.0%で圧倒的に多かった。
以下、家飲みでは「発泡酒・新ジャンル」「国内のプレミアムビール(缶)」、外飲みでは「国内の定番ブランドの瓶ビール」「国内のプレミアム生ビール」が2~3割台で続き、国内ブランドのビールがよく飲まれていることがわかった。
「ビールのイメージ」について尋ねたところ、「飲み会の時にまず最初に頼む」が37.7%で最多に。以下、「のどが渇いている時には、まず飲みたい」が29.8%、「食事に合う」が24.8%で続く。なお、「食事にあう」は、男性では28.1%に対して、女性は18.8%となり、男女で差が見られた。
「ノンアルコールビール・ビールテイスト飲料のイメージ」について聞くと、「ビールに寄せているが、やっぱり味が違う」という否定的なものと、「気軽に色々なシーンで飲める」「ビールとは違うが、おいしいと思う」という肯定的なものがほぼ同率で約1割となった。他方、「ノンアルビール・ビールテイスト飲料を飲むことはほとんどない」と回答した人は20.4%となった。
「好きなビールのおつまみ」では、「枝豆」が一番人気に輝いた。以下、2位「唐揚げ」、3位「チーズ」、4位「ナッツ」、5位「ポテトチップス」と続いた。
<調査概要>
調査手法 :インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :20~69歳の男女
調査期間 :2024年4月12日(金)~ 13日(土)
有効回答数:本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい