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50周年を迎えた永谷園のみそ汁「あさげ」の歴史を振り返る

2024.04.25

おみそ汁なら「はい、あさげ」でおなじみ、永谷園の「あさげ」は、2024年で50周年を迎えました。

ご家庭の味として長い間親しまれた「あさげ」はどのようにして誕生したのでしょうか。

おいしさの秘密と歴史に迫ります。

手作りのようにおいしい「あさげ」50年の歴史

忙しいご家庭の朝食に、温かくておいしいみそ汁がいただける喜びを与えてくれた、「あさげ」。その50年の歴史を簡単に振り返ってみましょう。

「安い・まずい」即席みそ汁の常識を打ち破る

2024年で50周年を迎えた永谷園の「あさげ」。

高度成長期で女性の社会進出が進んだ1970年代、すでに即席みそ汁はありましたが、「安かろう、まずかろう」といった製品が多く、ご家庭への普及はあまり進んでいませんでした。

これに対して永谷園の創業者である永谷嘉男氏は、「手作りのおみそ汁と遜色ない上質な味わい」な即席みそ汁の開発を目指しました。

高熱をかけずに乾燥させる「フリーズドライ製法」を採用。味噌の風味を劣化させないことに成功させました。

さらに出汁や具材を厳選し全国から取り寄せました。こうして生まれたのが、「あさげ」です。

【参考】永谷園史上最多!24万人に「フリーズドライあさげ」サンプリング実施のご案内 誕生ストーリー

そもそも「あさげ」とはどういう意味?

「あさげ」は「朝食」を意味する昔の言葉です。

発売当時のパッケージは、ぬくもりのある貼り絵と力強い筆文字を合わせた高級感のあるデザインを採用。

さらに「忙しい朝でも、家族のために熱々のごはんとおみそ汁を食卓に並べたい」というお客様の思いをキャッチコピー「朝一杯の思いやり」で表現していました。

「あさげ」の大ヒットから生まれた「ゆうげ」と「ひるげ」

「あさげ」は品質にこだわったため、1袋40円(4袋入160円)と、当時の一般的な即席みそ汁の4倍の値段でした。

永谷園社内では高い商品が売れるのか不安視されていましたが、「あさげ」の売れ行きは好調。

「あさげ」がヒットされたことをきっかけに、「ゆうげ」と「ひるげ」も開発され、3品とも人々に愛される商品として成長しました。

【参考】1974年「あさげ」開発!

永谷園「あさげ」「ひるげ」「ゆうげ」の違いは?

永谷園の「あさげ」「ひるげ」「ゆうげ」は、使われている味噌の種類が異なります。

「あさげ」は合わせみそを使用

「あさげ」は2種類の米味噌をブレンドすることでコクと旨味のバランスが取れたオーソドックスなおみそ汁。

色々なメニューと相性がいいですが、特に白いご飯との相性は最高です。

「ひるげ」は豆味噌を使用

「ひるげ」は料亭でおなじみの「赤だし」をモチーフに開発されました。

豆味噌特有のコクと酸味が効いたメリハリある味付けなので、揚げ物などの脂っぽい料理との相性がとてもよいです。

「ゆうげ」は白みそを使用

「ゆうげ」は白みそを使用しており、まろやかな味わいが特徴。

「ゆうげ」はまろやか甘みと香りが特徴の白みそ仕立てのみそ汁。

やさしくて上品な味わいなので、あさげ同様どんなメニューとも相性バッチリです。

【参考】おいしさ5つの理由

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